くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

立野ダムの試験湛水を見学

夜来の雨でまだ路面が濡れている中、午前9時過ぎにカーボンロードバイクで出発し、東パイパス、北バイパスから供合線に入り、白川沿いの道をひたすら東へ。

馬場楠堰

 

大津の萩原交差点を過ぎると東からの向かい風がきつくなってきて、ヘロヘロしながら進み、

瀬田から坂を上って、国道57号線に合流する前に右に折れ、立野駅に差し掛かると、近くの展望所には黒山の人だかり。

昨年完成した立野ダムからはカーテンのような水が流れ落ちており、その前の南阿蘇鉄道の鉄橋を、あと少しで列車が通るのを待っているとのこと。



そこで、その人込みに紛れ、少し待って、南郷谷方面からやってきた列車を撮影!

この立野ダムは1983年に着手してから40年余りを経て、2024年3月末の建設事業完了を前に最終段階を迎えている。

このダムは白川沿川の洪水被害を防ぐことを目的とした洪水調節専用ダム(流水型ダム*)で普段は水を溜めずに最下部の3つの流路から水を流す方式。

橋梁の向こうに3つの細長い流路

昨年から試験運用が実施されており、7月2日~3日の集中豪雨の際には有効貯水容量の約16%を貯めることにより、世継橋地点での水位を約11㎝低下させ、氾濫危険水位超過を回避したと推測されているという。

そして今年1月15日からは放流口を閉めて最高水位まで水をたる「試験湛水(たんすい)」を実施し、ダム本体や基礎地盤、貯水池周辺の安全を確認する作業が行われており、昨日と今日の二日間がダム近くの展望所が一般公開されている。

明日からは3日間をかけて試験湛水開始前の状態に戻し、その後は洪水の危険のある時しか貯水はしないので、ここまで水位が上がった立野ダム湖を見ることができるのは、これが最後かもしれない。

展望所の一角ではマルシェが開催されていて、

色々ある中に「立野ダムカレー」ってのがあったので、

思わずオーダーしてしまった。

美味しかった

この後は、長陽大橋でダム湖を鑑賞して帰ろうかと思っていたけど、風は強いし、高所恐怖症だし、これにて帰路へ。

強い追い風に乗って国道57号線をビャンビャン走って、「道の駅 大津」から先は旧道を走り、途中から上井手沿いの道に入り、

鉄砲小路を抜け、光の森からは豊肥線の線路の北側を走り、武蔵塚からは県道337号線を走って帰った。


本日の走行距離:54.5㎞