熊本地震の影響で交通止めとなっていた国道57号線の立野から赤水までが4年半振りに開通したので走りに行く。 朝から色々あって出発が遅くなって午前7時半頃カーボンロードバイクで出発。
いつものように県道145号線をひたすら東へ走り、
瀬田から坂を上がって国道57号線に入る。
つい先日までは片側1車線だった道路は、地震の前の片道2車線となっており、架橋部と雑草がせり出しているところ以外は路側帯は広めで走り易い。 上って行くと、来年3月に開通予定の新阿蘇大橋のところまでは片道2車線が続き、その先は片道1車線となっている。
そこから少し上ると、
2016年4月16日の熊本地震（本震）の時に黒川の渓谷の、主に東側の斜面が大きく崩落し、ひとりの若者の命が失われた場所となる。
崩落した阿蘇大橋への交差点部近くには駐車スペースと簡素な展望所が作ってあり、南阿蘇村震災遺構としてこの辺りの古くからの呼び名からとった「数鹿流（すがる）崩れ」の石碑がその一角に立っている。
ここから西側の崖崩れを起こした山肌は整備されているが、
東の東海大側の崖崩れ部はそのままのようで、
崩壊した阿蘇大橋の一部も残っていて、「あの日」を思い出させる。
ところで、国道57号線を上がっている時、同じ路側帯をランナーが走ってると思ったら、
ＳＴーさんだった！
ＳＴ－さんは、ここ数年、ランにハマっていて、今日はお友達と阿蘇神社まで往復するとのこと。 さて、もう少し国道57号線を上って、
赤水のセブンイレブンで栄養を補給後、丁度追い付いてきたＳＴ－さんたちと別れて、二重峠への県道23号線に入る。
同時に開通した「国道57号線北側復興ルート」の「二重峠トンネル」を横目で見ながら二重峠へ。
役目を終えたその峠道を走る車はほとんどなく、野鳥のさえずりや虫の音を聞きながら坂を上って展望所で中央火口丘を眺め、
さらに上って峠を越え、
風になびくススキに秋の深まりを感じ、
車帰の交差点を左折してミルクロードを下る。
「森の教会」の少し先にトンネル道の「大津東ＩＣ」への入口があり、
そこから先は少し車が増えるが、赤水から二重峠を越えてここまでの間に追い抜いて行った車は僅かに３台！ トンネルが開通したことによる交通量の減少を期待したが、これほど少ないとは思ってなかった。 さらに坂を下って、北側復旧ルートへの入口となる「大津ＩＣ」がある美咲野からはさらに車が増える中、
県道30号線を西に下り、いつものように鉄砲小路を抜け、
ＪＲ豊肥本線沿いに光の森を抜けて帰った。 本日の走行距離：64.4㎞
