くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

南阿蘇村からの山都町

久しぶりに南阿蘇から南へ外輪山を越え、清和・矢部を経由して帰るロングライドに出かける。

朝6時過ぎにカーボンロードバイクで出発して供合線をひたすら東へ走り、

瀬田の手前で白川を渡って坂を上り、立野のヒライで「かずさん」と合流。

かずさんは通勤路が同じ北バイパスの歩道で、朝・夕の通勤時間帯にすれ違うことが多く、今日のライドにお誘いしたところ、快諾をいただいたのだ。

長陽大橋を渡って、南阿蘇の旧道を東へ走り、白水の明神池で小休止。

所縁の佐川官兵衛

さらに東へ走って、白川水源の先から右折。

両併の集落の坂を上がって県道319号線に入り、

さらに坂を上がり、途中、清水寺の前で小休止。

馬頭観音は本堂近くに移動


さらに坂を上り、

清水峠を越える。

ちなみに、現在、峠道の南阿蘇側と山都町側の両方で路肩の崩落の工事中で、峠周辺は「全面通行止」になっているが、自転車の通行には全く問題ない状況。

峠を越えて下り基調の県道319号線を快調に進み、

国道218号線に突き当たった少し東側にある史跡「仏原(ほとけばる)騒動慰霊碑」を見学。

この「仏原騒動」というのは江戸時代の初頭に、そこで起きた事件(百姓一揆の鎮圧と思われるが、謎も多い)で、今、熊日新聞の金曜日に、この事件をモチーフとした小説「おさご幻奇譚―むかし山都町で」が連載されている。作者は「黄泉がえり」でも有名な熊本県出身のSF作家・梶尾真治氏。


今年の1月から連載が開始され、現在、第16話まで進んでいる。

挿絵は崇城大芸術学部デザイン学科准教授の村井健太郎氏

ちなみに、この事件は300年以上、歴史の表舞台から遠ざかっていたが、当時の庄屋の子孫である内田芳郎氏が発願して昭和43年(1968)にこの供養塔が、事件の首謀者とされた兄弟らが棲んだこの地に建立された。

(この「仏原騒動」について、詳しくはこちらをどうぞ

本日の目的地の供養塔からは国道218号線を西へ走り、「道の駅 清和文楽邑」で

早目の昼食。

「ジビエカツカレー(サラダ付き)」1000円

その後も下り基調の国道218号線を西へ走り、「聖滝」を見学して、

「チポリーノ」で食後のデザート。

その後は国道445号線に入って御船へ下ったが、九州中央自動車道が今年2月に矢部まで開通したお蔭で国道445号線の交通量が激減し、非常に走り易かった。

御船からは田舎道を走って県道226号線に入り北甘木のセブンイレブンで小休止してさらに県道を北上して帰った。

本日の走行距離:117.9㎞

5年振りくらいに走ったこのコースは獲得標高も1500mほどあり、「この齢では無理かな?」と躊躇っていたが、かずさんの同伴のお蔭もあって楽しく走ることができた。