くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

すこしだけ日向往還(その3)

肥後から日向に至る古道、日向往還を自転車で走る旅の第三弾。 第二弾で熊本市新町札の辻から御船町の四里木跡まで走り、第一弾で四里木跡から国道445号線が県道57号線と交叉する北中島交差点までを走った。 今回は、北中島交差点から矢部までを走る。 午前8時にシクロクロスバイクで出発。いつものルートで秋津川沿いの道に出て東へ。

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県道57号線に入り、ひたすら山都町方面へ。

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県道57号線が国道445号線と交わる「北中島」交差点に到着。

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ここから矢部までが今回のルートであるが、この付近はかつての往還はなくなっている。国道445号線を矢部方面へ少し走って、立野眼鏡橋方面へ右折して先に進むと、「丈八の石垣」の標石あり。

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標石の後ろに本来の往還が通っている。 「丈八の石垣」とは江戸時代の石工である宇一、丈八(橋本勘五朗)が金内目鑑橋などの工事の期間中にお世話になったお礼に築いた石垣らしく、「武者返し」の様な見事な曲線を描いている。

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「丈八の石垣」から立野橋に戻り、

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橋を渡って道なりに進み、国道を横断して「金内眼鏡橋」へ。

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再び国道を横断して分かれ道を左へ。ここから先は所々未舗装道となり、さらに激坂が数カ所待っていた。

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上りがひと段落すると、「なんまんさんまんさん」の標石。

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しばらく進みY字路を右へ進む所に「原村台地」の標石あり。

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畑の間の道を進む。

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車道に突き当り、右折と、よく走る県道223号線に出て、少し進むと左手に正光寺。

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往還はここから南方向に下るらしいが、今は道がなくなっているので、地図で確認しつつ、

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県道223号線を東へ進み、切通になっている先に「芦屋田入口」の標石があり、右折。 坂を上がると、阿蘇氏が同族で争った「古戦場跡」の標石あり。

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道なりに進んだところが「御茶屋跡」らしいが、標柱がなくなっている。さらに進むと、芦屋田集落に入る。T字路の左手前に小さな「天満宮」。

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道なりに進み、「芦屋田町跡」標石から右折。坂を上って未舗装道を進むと老人ホームがあり、矢部の街並みが見えてくる。

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「浜見橋」で国道218号線を渡り、

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右折して坂を下って「下馬尾」交差点へ。

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浜町通りの裏の道を進む。矢部の街中を散策し、

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通潤酒造の横から、

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妙見の大ケヤキを経由し、

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阿蘇氏の居城「浜の館」跡のある矢部高校に到着。

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これにて本日の日向往還探索を終了。 すぐ近くのチポリーノに寄って、

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美味しいパンと、

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差し入れをいただきながら、

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若旦那ご夫妻としばし談笑。 帰路はいつものように県道39号線から県道222号線へ左折。県道152号線との交差点の少し先にある名連川簡易郵便局のレトロな建物を写真に収める。

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道を戻って県道152号線を走って金内から国道445号線へ右折。今日はそのまま国道445号線で御船へ。

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その後も国道445号線を走り、

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御船インターの先から県道226号線へ右折。

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今日もまたポツリポツリと来る中を、健軍・京塚を経由して帰る。

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帰り着いた途端に雷雨となり、滑り込みセーフ! 本日の走行距離:91.8㎞

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