くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

雷の神様詣り

昨日の朝は雷鳴で目が覚めたが、その前の晩には福岡で開催されている世界水泳選手権2023のアーティスティックスイミングのチームテクニカルでの日本代表の演技のテーマが「雷(いかづち)」で、稲妻をイメージしたコスチュームが印象的だった。

そこで今日は仕事帰りに遠回りして、雷に所縁のある神社にお詣りに行った。

北バイパスを西へ走って国道3号線を北上。植木町に入り、滴水からは「ゆうかファミリーロード」に入り、

のんびりと路傍の草花を愛でながら気分良く走る。

豊田の交差点で国道3号線をパスし、数百メートル進んで左折すると急な石段が見えてくる。

そこが「加茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」。

手摺に掴まりながら二基の鳥居を潜り石段を上って行くと

ビルで言えば4~5階くらいの高さに境内があり、入母屋造りの拝殿と弊殿、本殿が建立されている。

その裏の斜面には町指定史跡の「加茂横穴群」が並んでいる。

ここの御祭神の「賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)」は古事記と日本書紀には登場しない、ややマイナーな神様で、神名の「雷」は「神鳴り」を意味しており、「別雷」とは「若い雷」、すなわち若々しいエネルギーを備えた神鳴りということになるらしい。

古来よりこの神は水をつかさどる龍神としてイメージされてきたように、雷は雨をもたらす力を持ち、水をコントロールすることで農作物の恵みをもたらす霊力を発揮するため、平安京の守護神とされ、御本尊を祀る京都の上賀茂神社は歴代の施政者の信仰を集めてきた。

近年明らかになった史実によれば、織田信長が本能寺で死ななければ、翌日は目前に迫った毛利攻めの必勝祈願を行うために上賀茂神社を訪れる予定だったらしい。

加茂別雷神社から阿蘇の山並みを眺めた後は、

参道を北上し、加茂の六地蔵付き板碑のある交差点から

東へ進んで小野川沿いの道に右折し、小野泉水公園で乾いた喉を潤し、

さらに南下して立石からは坪井川沿いの道を走り、

北熊本を経由して三軒町通りを抜け、白川沿いを走って帰った。

本日の走行距離:朝の通勤分も含め、43.9㎞