今朝の予報は7時頃から雨との事だったので、5時過ぎにクロモリロードバイクで出発し、白川の渡鹿堰から大井手沿いを走った。
渡鹿堰は、加藤清正による治水・利水施設のひとつで、白川水系では一番大きな堰。
度重なる水害で何度も損壊したが、現在の取水堰は昭和28年(1953年)の大水害後に改修されたもので、周辺の川辺も整備が進み、朝、夕は多くの人が散歩を楽しんでいる。
堰の横には加藤清正が近くにあった菅原神社を移し、水分(みくまり)神を併せて祀った。
また、取水施設の所には「水神」や、
水難地蔵も祀られており、
地域住民の息災の祈りも感じることができる。
開水路である「大井手」は、
渡鹿、
大江、
新屋敷、
九品寺の住宅街を流れ、
その間には一の井手(6.2㎞)、
二の井手(6.5㎞)、
三の井手(6.3㎞〕
と3つの開水路に分水して熊本市南部の水田等に用水を供給している。
この渡鹿用水は、大津町の上井手・下井手用水、菊陽町の馬場楠井手用水とともに平成30年に「白川流域かんがい用水群として「世界かんがい施設遺産」に登録されており、
「大井手を守る会」などの活動などにより、地域住民の憩いの場としても大井手沿いの整備が進んでいる。
銀座橋際の「井手ん口」と呼ばれた大井手の出口からは
白川左岸を川下へ走り、
花岡山辺りまでは行こうかと思っていたけど、金峰山は灰色の雲に覆われ、その雲がこちらに流れてきているので、もう少し川下まで行って世安橋を渡って白川右岸に渡り、川上へ。
太甲橋からは白川左岸に渡りさらに川上へ。
そして渡鹿堰に戻って帰った。
本日の走行距離:15.5㎞