南阿蘇方面へサイクリングのつもりであったけど、窓を叩く冷たい北風に意気消沈して、市内の紅葉ライドに変更。
北バイパスを走って、
須屋を抜けて清水から打越方面へ向かい、以前から気になっていた2本のメタセコイアを探索。
急な斜面の細い道を上がって行くと、高さ四~五十メートルはあろうかという巨木が並んでいる。
そこからの眺めをしばし愉しんで、
市街地を抜け、
江津湖畔の遊歩道を走る。
斉藤橋の脇に4~5本生えているのはメタセコイアに似ているけど、
落ちている葉からすると、ラクウショウ(落羽松)。
もう少し走って「熊本動植物園」へ。
園内にはメタセコイアとラクウショウが半々くらい植えてあって、区別が付けやすい。
とは言っても、遠目からは区別がつけにくく、決め手は葉の形態で、メタセコイアでは比較的丸っこい葉が左右同じところに生える「対生」であるのに対して、ラクウショウでは比較的細くて尖った葉が左右交互に生える「互生」。
ラクウショウのもうひとつの特徴は、沼地でも生えること。
ご存じのように、植物は葉だけでなく、根でも呼吸をしている。
土壌に水分が多すぎると根からの呼吸ができなくなり、これを補う仕組みをもってない植物は呼吸が苦しくなってしまう。
ラクウショウは「呼吸根」と呼ばれる特殊な根を上に向かって生やすことができるため、水分の多い土壌でも呼吸することができるという訳。
ちなみに、九州では、福岡の「篠栗九大の森」の沼地に生えるラクウショウの木立がインスタ映えすることでも有名で、アンカー星人さんがレポートしていた。
さて、ここ熊本動植物園では、所によってはメタセコイヤとラクウショウが混在して植えてあるので、葉っぱで区別をつけながら、園内を散策した。
ついでに動物たちとも触れ合って園を後にして、
帰り道に「錦ヶ丘公園」へ。
ここにも10本くらいのメタセコイアが植えてある。
初冬の紅葉を満喫して北風の中を帰った。
本日の走行距離:30㎞くらい(Garmin Edge 810jの調子がどうもよくない)