くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

勤労感謝ポタ

65才を過ぎてもフルタイムで働くのは幸せなことなのだろう。 労働できることに感謝して、昼過ぎから熊本市内の、働く人を下支えする場所をクロモリロードバイクで廻って来た。

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まずご紹介するのは、10年前、九州新幹線の熊本駅開業に合わせて建てられた熊本地方合同庁舎A棟にある「熊本労働局」。

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厚生労働省の出先機関で、啓発活動、健康安全、賃金関係、労働災害、職業安定、復職支援、雇用均等など、労働に関する幅広い役割を担っている。 さらにその熊本労働局の出先機関である熊本労働基準監督署は熊本駅からは少しは離れた熊本市中央区大江の第二合同庁舎にある。

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労働基準法その他の労働者保護法規に基づいて事業場に対する監督及び労災保険の給付、労基法違反の取締捜査、労働安全衛生法等による免許の選任、就業規則の検認、届けを行う、いわば労働行政の警察とも言うべきお役所である。 熊本労働基準監督署をはじめ、県内には八代、玉名、人吉、天草、菊池の計六か所に監督署があって、「サービス残業」など違法な労働条件で雇用者を働かせている事業所がないか目を光らせている。 また、熊本労働局のもうひとつの出先機関である公共職業安定所(ハローワーク)は熊本市にあるものをはじめ、県内に9所、1出張所が配置されている。

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熊本市役所に隣接する日本生命ビルにあるのは「熊本産業保健総合支援センター(さんぽセンター)」。

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厚生労働省所轄の独立行政法人である「労働者健康安全機構」では、産業医(従業員50人以上の事業所で選任が義務付けられている)、産業看護職、衛生管理者等の産業保健関係者を支援するとともに、事業主等に対し職場の健康管理への啓発を行うことを目的として、全国47の都道府県に産業保健総合支援センター(さんぽセンター)を設置している。 また、同機構は従業員が50人未満の小規模事業者やそこで働く方を対象として、労働安全衛生法で定められた保健指導などの産業保健サービスを無料で提供する「地域産業保健センター(地さんぽ)」を運営しており、熊本市を管轄する「熊本地域産業保健センター」は熊本市医師会のヘルスケアセンターに置かれており、県内では合計7カ所の「地さんぽ」が置かれている。

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西区貢町のフードパルの近くにある一般社団法人の「熊本県労働基準協会」は登録機関として、法令に基づく各種技能講習等を実施しており、労働時間や賃金制度の改善をはじめとする労働条件の向上と、働く人々の命の安全と安心、快適な職場づくりなど労働基準行政を側面から支援することを目的としている。

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(今日も講習会が開催されていた)

熊本市中央区九品寺にある熊本県労働者福祉会館2階にあるのが「連合熊本」。

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日本労働組合総連合会の地方組織として、熊本県内の32の産業別の組織が集まり、約5万8千人の組合員で組織する労働組合組織。 政策制度や労働条件の改善活動、平和・人権・環境を守るための市民活動、男女平等参画社会の実現に向けた活動、政治活動、国際 連帯活動などに取り組んでいる。 近年、熊本県内では「セクハラ」「パワハラ」「不当解雇」など、労働問題が多発しており労働相談にも力を入れている、とのこと。 最後にご紹介するのが熊本市中央区細工町のビルにある「熊本県社会保険労務士会」。

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労働問題と社会保険制度の専門家であり、労働・社会保険に関する業務を行う社会保険労務士(以下:社労士)と我々一般労働者を繋ぐ組織で、職場でのトラブルや年金、労災などに関する相談窓口を備えている。 ひと回りして家に帰る途中にパラつき出した。

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ところで、歴史の勉強でよく見るYouTubeの「ぴよぴーよ速報」の、労働に関するアダム・スミスの理論の説明を「勉強」して、人々の「労働」にあらためて感謝。

本日の走行距離:28.4㎞

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