嘉島町と熊本市にある黒川紀章氏設計の建物を見学したので、県内にもうひとつある同氏設計の建物を見学に八代市鏡町へ。
ついでに、鏡町には松尾神社が2つあるのでそれらも訪れる事にして朝、7時頃カーボンロードバイクで出発。
中の瀬橋、
めど町橋を渡って国道266号線、県道313,312号線を走るいつものアプローチ。
氷川を渡ったら右折して下有佐の「鳥森松尾宮」に到着。
永正2(1505)年、毛利元就の三男である小早川隆景の一族の小早川新七郎が相良氏を頼って京都から八代に来て下有佐の鳥森地区に領を得て京都の松尾神宮の分神を此処に祀り、「鳥森松尾宮」とした。
その後、天正9(158)年、相良氏が甲斐宗運との戦に敗れるとともに当地の小早川家も没落した。その家来達は農民となり1キロほど西の内田村に移住した。やがて内田村が下有佐から独立する時に下有佐の鳥森松尾宮の分霊を祀って「内田松尾神社」を勧進した。安永元年(1772年)のことであった。
ここの社殿の特徴を案内板に色々書いてあったが、
残念ながら素人目には少ししか確認できなかった。
さて、内田松尾神社から南西へ1㎞ほど走った所に、お堅いデザインの「八代市鏡支所」が建っていて、
その隣には黒川紀章氏が設計した「八代市鏡文化センター」が建っている。
この文化センターは、地域文化の拠点として、平成11年4月に誕生。
地域イベントを活性化する座席数約600の「文化ホール」、
郷土をよりよく理解し知識を深める「図書館」、
開放感あふれる「屋外劇場」からなる複合施設である。
何と言っても打ち寄せる波のような力強さをもつ大屋根が特徴的な建物で、
ガラス張りの正面ファサードと
円柱の並ぶ回廊も特徴的。
この日も、高校生の音楽のコンサートがあるらしく、楽器の音が漏れ出ていた。
文化センターからは鹿児島本線沿いの道に入って北上し、
松橋からは県道14号線、国道3号線を走り、川尻からは春めいてきた加勢川沿いの道を走って帰った。
本日の走行距離:76.1㎞