くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

「左折レーン」の問題

Oさんが仰るには、本日、03月03日は「O3(おっさん)の日」なんだそうです。 そこで、世の規範となるべきO3ライダーのために、第2回のO3自転車交通法規教室です。 今回の問題は、「左折レーンがある時の直進法」。

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(わたしが毎日通っている北バイパスの麻生田交差点です。)

さて、ロードバイクで、この交差点を直進する方法として間違っているのは次のどれでしょう?

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①歩道を通行して横断歩道を渡り、途中から直進車線へ。 ②左折レーンの左端から進入し、左折車の合間を縫って直進する。 ③左折レーンの右端から進入する。 ④直進レーンの左端から進入する。 解説と正解 自転車は、車両通行帯が設けられた道路(片側二車線以上の道路)においては、左側から一番目の、第一通行帯(第一車線)を通らなければなりません。 また自転車は、基本的に左折レーンやバス専用レーンなどの車両通行帯(車線)に関する交通規制を受けませんので、これらの交通規制があった場合でも、あくまで第一通行帯を通行することとなります。 そのため、交差点を直進する場合には、その手前に左折レーンが設けられていても、あくまで第一通行帯(この場合左折レーン)を通行しなければなりません。 なお自転車は、車両通行帯が設けられた道路では、車両通行帯が設けられていない道路(一車線・片側一車線道路)とは異なり、左側端に寄って通行する義務を負いません。 そのため、本設問のような状況では、左折レーンの右端を通って交差点を直進しても問題ありません。 (以上の解説は公益社団法人自転車道路交通法研究会のHPより引用) また、危険を感じた場合などは、「自転車通行可」の歩道でなくても、歩行者の通行を妨げないように道路側の歩道を走行することもできます。警察もそれを勧めています。 ただし、第二通行帯である直進車線を通ることはできません。

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よって自転車の直進の仕方として間違っているのは④ということになります。 ただ、この事は自動車に乗っている人はほとんど知らないでしょうから、左折レーンの右端を走ったりとかすると、左折車からヒンシュクをかって、クラクションを鳴らされること請け合いですな。 さて、国道3号線を水道町交差点から南へ走って、長六橋手前の交差点を熊本駅方面へ直進したいのですが・・・。

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長六橋へ左折するレーンが二つもあります。しかもその左折レーンの先には敷石が・・・。

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こんな時はやっぱ歩道に退避して素直に歩行者と同じように国道をくぐって行くしかなさそうですな。