くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

清正公指揮所跡と八頭大龍王

今朝は冷え込んだので、太陽が少し上った午前8時頃にカーボンロードバイクで出発し、出水ふれあい通りから画図の田舎道を走るが、生憎東の空には雲がたちこめていて、気温が上がらない。

中の瀬橋、めど町橋を渡って緑川左岸を甲佐方面へ走るが、やっぱり身体が温まらないので乙女橋を渡って糸田のセブンイレブンに駆け込みホットコーヒーとスイーツでひと息入れる。

この後は早川の厳島神社のところから坂を上って玉虫団地を抜けて

マミコゥロードを下り、

国道445号線へ左折して御船川右岸沿いを下流へ走って行くと、御船インターの所に「清正公指揮所跡」の石碑が建っている。

清正公は広大な湿地帯であった江津から川尻の野田に至る加勢川右岸沿いに長い堤防(江津塘・清正塘)を築き、熊本城下側への氾濫や海水の侵入を防いだ。

また、当時、加勢川上流の木山川に合流している御船川が洪水の一因となっていたため御船川を直接緑川へ合流させ、その川下には「轡塘(くつわども)」と呼ばれる河道内遊水装置を設置した。


これにより木山川への流入量を半減させ、加勢川流域の洪水を抑えることができた。

中でも清正公が陣頭指揮を執った「御船川の付け替え」は大変な難工事となった。「堤防を築くたびに、八つの頭を持った龍が川を横切って荒れ狂い堤防を壊すことから、清正公が祠を建て龍神様を祀ることにより、その怒りが静まり『八龍塘』といわれる堤防が完成した」との伝説も残されている。

近くの小坂集落の、健磐龍命を祀る二宮神社の境内には、

流れを変えられて荒れ狂った御船川の龍神様を鎮めた「八頭大龍王」の祠が静かに建っている。

その後は県道226号線を北上し、秋津レークタウンを抜け、かつての御船川の木山川への合流地点近くの西無田橋を渡って

かつて、この辺りに御船川が合流していた

 

水前寺江津湖公園に入る頃には陽も射し始めて

晩秋の空の下を帰った。

本日の走行距離:41.5㎞