梅雨の晴れ間、家内がほとんど乗らなくなって自転車部屋の肥やしと化しているBromptonを引っ張り出して、
フロントバッグを着けて、
必要物品を入れ、最適なサイクルシューズを履き、
10分ほどペダルを漕いで江津湖にやってきた。
と言うのも、ネットで調べていたら、なんと江津湖もマイクロプラスチックに汚染されておると2018年には熊本大学の研究チームが報告していて、その後、健軍小学校の女の子も夏休みの自由研究で江津湖の汚染状況を調査していた。 それによれば、場所によって違うが、流れの遅い所とかがマイクロプラスチックが多そうなので、そう言う場所を中心に6カ所ほど、各ポイントでどんぶり一杯ほどの砂を採って帰った。
前回同様、砂を乾かしてふるいにかけて目視でマイクロプラスチックを探すと、比較的湧水の多い場所や、生活用水が入ってこないと思われる場所ではほとんど見つけることができなかった。
しかし、江津湖に加勢川が流入する場所(実際には「江津湖」は正式には「加勢川」ですが)では、
おびただしい数を見つけ出した。
江津湖上流の加勢川やその上流の藻器堀川(しょうけぼりがわ)では、
雨水や生活用水の一部が流入しており、これが汚染の理由のひとつと思われる。
さて、最近行われた一連のサッカー日本代表やU-24オリンピック代表候補の試合を観ていたら、海洋プラスチック対策キャンペーンをやっていることが紹介されていた。
サッカー日本代表に長年に渡りユニフォームを提供してきたアディダスのホームページによれば、「RUN FOR THE OCEANS」は、アディダスがパートナーシップを締結している海洋環境保護団体「PARLEY FOR THE OCEANS (以下、パーレイ)」と共に2017年にスタート。 その後色んなキャンペーンをしてきたが、今年度のRUN FOR THE OCEANSでは、「走行距離1kmごとにプラスチックボトル10本相当の海洋プラスチックごみをアディダスとパーレイが回収する」という新たな試みを全世界で行っているとのこと。
加勢川の砂の中の多量のマイクロプラスチックを見ると、できれば「RUN FOR THE RIVERS」キャンペーンもやって欲しいし、何より、我々自身がプラスチックゴミを減らすような努力をする必要があるナと改めて感じた。 本日の走行距離:10㎞くらい