くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

新春うさぎライド・パート2

本日は仕事始めだけど水曜日なので休日。しかしながら正月休みの間に仕事が溜まっていそうなのでN-BOXにクロモリロードバイクを乗せて職場へ行き、ひと仕事終わらせて職場からサイクリングをスタート。

北バイパスを走ってそのまま国道3号線を北上し、滴水から左に折れ、田原坂を下って国道208号線を西へ走り、玉東町に入って稲佐から右折し、玉名市の梅林を経由して「神楽の里・山部田」へ。

ネット情報によれば、ここの熊野座神社は、

楼門に立っている仁王さんが「ウッフーンな仁王」とか、


「ハワイアンな仁王」とかで評判だし、

本殿の彫刻が見事だったり、

境内の御神木であるナギの木が有名だったりするようだけど、

本日のお目当ては、楼門に彫られた色鮮やかな白兎で、

水色の波の上を優雅に跳ねている。

この「波兎」は縁起物の図柄として古くから親しまれている。

その由来は醍醐天皇の時代を描いた謡曲「竹生島(ちくぶしま)」とされる。

その物語で、宮廷に仕える臣下が琵琶湖の竹生島に祀られている明神様に参詣するため船に乗った際、

「緑樹影沈んで魚木に登る気色あり 月海上に浮かんでは 兎も波を奔るか 面白の島の景色や」

と謳った一節が元になり、「波兎」が親しまれるようになった、とのこと。

波兎の彫刻なら、山鹿市鹿本の「下梶屋八龍宮(綿津見神社)」の本殿でも見かけられたが、

山部田熊野座神社の楼門のようなカラフルな「波兎」が彫ってあるのは全国でも稀であるらしい。

ちなみに、波兎の右側に彫られているのは亀で、

「ウサギとカメ・・・?」かと思ったが、そちらはイソップ物語なので、単なる偶然かと思われる。

波兎を堪能した後は、寒さに打ち震えながら、ひと山越えて和水町用木(もどいぎ)から県道3号線に入り、南下。

山鹿市をかすめて熊本市に入り、北区役所を経由して高速道路沿いの道を南下して職場に戻った。

本日の走行距離:44.4㎞