今年はウサギ年。
ウサギの付く地名なら立田山の北側に「兎谷」があるので、その先の須屋、三ツ石あたりも含めてクロモリロードバイクを漕いで行ってみた。
立田山とその北にある岩倉山の間にある兎谷には、
川が流れていて、
今では岩倉山側が造成されて宅地が広がっているが、
50年前くらいまでは住宅もほとんどなく、きっと多くのウサギが生息していたことであろう。
そんな「兎谷」だが、こんな言い伝えがある。
平安時代の終わり頃、この辺りに狩りに来ていた弓の名人・源為朝(みなもとのためとも)が一羽のウサギを見つけ、
ねらいをすまして射た矢が、どうしたことかウサギに当たらず、傍らにあった石に当たった。
ウサギは驚いて
一目散に立田山の麓の谷まで逃げて行き、その谷が「兎谷」と呼ばれるようになった。
そして外れた矢が落ちた場所を、「素矢(的を外れた矢)」と呼ぶようになり、それがいつの頃からか、「須屋(すや)」という地名になった。
一方、矢が当たった石が、熊本電鉄「三ツ石駅」の東側にある、
地名の由来となった三つの石だと言われている。
「干支ライド」の後は、仕事関係で黒石まで廻って帰った。
本日の走行距離:28.3㎞