くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

スリル満点!ハイサイ鞍岳

「ハイサイ」とは「サイクリング」と「ハイキング」の組み合わせで、このところすっかりご無沙汰してしまっているBenbowさんが50年前のヒット曲「ハイサイおじさん」からインスピレーションを得て造ったもので、みきたかさんがよくこの「ハイサイ」をしていた。

その時のレポートを参考にして、鞍岳へ「ハイサイ」。

朝5時過ぎにクロモリロードバイクで出発し、北バイパスから県道337号線に降り、ひたすら東へ。

光の森からは県道316号線を北上し、

県道329号線を東へ。

旭志に入ってからは小原、高柳を経由して坂を上がり、菊池グリーンロードを過ぎると次第に勾配がきつくなり、

ヒーヒー言いながら四季の里の「ふれあい動物園」の入口のところにある「伏石観音」へ。

堂内には鞍岳の九合目に祀られている馬頭観音と同様なものが祀られていて、

そのお隣には三面六臂の馬頭観音も祀られている。

御堂の前のタブの木が

年々元気がなくなってきているのを気にしながらさらに9㎞ほど坂を上がる。

途中、緩斜面もあるが、峠に近づくにかけて斜度もきつくなり、

再びヒーヒー言いながら上がって鞍岳東登山口の駐車場に駐輪。

ここから鞍岳九合目の馬頭観音像を目指してハイキング開始。

先ずは20分余りで鞍岳の男岳の頂上へ。ところが生憎、雲が掛かり、期待した眺めは真っ白け。

頂上から馬頭観音方面へ降りると、その下りがかなりの急斜面で、滑り易く、泣きそうになりながらやっとの思いで50mほど下ると、左手にレンガ造りのお堂があって、

伏石観音堂のものとよく似た観音様が、

穏やかな表情で立っていた。

入り口の煉瓦に頭をぶつけながらお堂を後にし、帰りは下ってきた男岳山頂を回避して東側斜面を廻る道を進んだが、ここも登山道に慣れないわたしめにとっては結構スリリングな道で、ツルツル滑る丸太橋を渡ったりしながら進んだ。

そしてやっとのことで駐車場から上ってきた道に出て、

無事下山。

鞍岳の男岳山頂までであれば、SPDシューズでも問題ないが、その先の馬頭観音堂までとなると運動靴の方が安全。

ロードバイクで上がって来た道を下り、四季の里からは緑豊かな「菊池-人吉線」を南下。

キャンプ場からは矢護川沿いに道を下って、矢護川公園に隣接する「円満寺」へ。

この寺は先ほど上ってきた鞍岳馬頭観音の里寺で、旧・本堂には

不動明王像や木造十一面観音立像などが祀ってある。

また、本堂の前に祀ってある石仏の中には馬頭観音が2基祀ってあった。

境内の掃除をしていた坊守さんに、先ほど鞍岳馬頭観音を観て来たことを告げると、旧・本堂の手前に建てられた新しい本堂には昨年、木造の馬頭観音像が建立されたので見て行くように勧められた。

なかなか良くできた観音様だった。

円満寺を後にして県道23号線を下り、県道49号線を西へ進み、

馬頭観音が祀られている杉水集落を抜けて、

合志町竹迫のところからは朝来た道に戻って帰った。

本日の走行距離:79.1㎞