くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

小国郷・馬頭観音めぐり

クロモリロードバイクを車に詰め込んで朝早く出発して「道の駅 小国」に駐車し、午前7時前にサイクリングスタート。

まずは前回小国に来た時に見つからなかった六地蔵を探しに十三塚の林道を彷徨ったが見つからず。

ついでに、もうひとっ走りして杖立温泉街で馬頭観音を探索したがこれも見つからず、幸先悪し。

道を戻って県道318号線へ左折し、「幸野川橋梁」をくぐって、上田集落へ。

田圃の中のこんもりとした丘の上にお堂が立っていて、

弘法大師と大日如来と馬頭観音が祀ってあった。

国道387号線から国道442号線に入ってアップダウンを繰り返しながら高度を上げて黒川温泉へ。

温泉街の北側斜面に広がる平野台の牧野の

木立の脇に小さな石の祠があって、

馬頭観音が祀ってある。

坂を下って上って、温泉街の南側の山中に廻って来ると、そこにある「久住山神社(通称:打ってヶ原神社)」は

境内に千手観音や馬頭観音を祀る神仏習合の神社。

山道をグネグネと下って、満願寺へ。

過去に三回探索して見つからなかった六地蔵を、これまで何度も通っているお寺の近くの三叉路の角で発見。

さらに坂道を上ってお寺の裏山に上がる。

付近の集落で、かつては「牛馬の守り神」として祀られていた馬頭観音が牛馬の減少に伴って用済みとなってしまったため、そのうち4基がここに集められ、「山の神」として祀られている。

「山の神」として祀られている。

残り2基は風化が激しかった。

南小国の街中を通ってトンネルをくぐり、中原集落へ。

集落のはずれに牛の造り物があって、

そこから山道を上がって行くと、右手に神社のようなものがあって、

そこには馬頭観音が祀られている。

地元の小学校のHPによれば・・・

江戸時代、日隈勘七さんという人がここに住んでいた。ここ中原で生産した農産物を大津、菊池方面に馬に積んで運び、また塩や魚や日用品などを中原に持ち帰っていた。

            (あくまでもイメージです)
ある日のこと、勘七さんが菊池矢護川の円満寺の前を通った時、お堂が焼け落ちてご神体がばらばらになっていた。このお寺は、牛馬の神様で菊池や小国からもお参りに行っている有名なお寺で、焼けたご神体を見て気の毒に思った勘七さんは住職さんに頼んで、焼けたご神体の一部を分けてもらい、中原に持ち帰った。その夜、夢の中に神様が現れ「ここにまつれ」と現在の社の地点を示された。そこで、村人と相談して今のところに馬頭観音を建てた。その後、この観音様は牛馬の守り神として信仰を集め、小国郷や県外からもお参りに来るようになった。

・・・とのこと。

お堂の中にはお地蔵さんのような石仏が祀られていて、

御堂の前には彩色した馬頭観音が祀られている。

最近は参拝に来る人も少なくなってきたようで、境内の赤牛の造り物も苔むしていた。

道を戻って、南小国の街中から北上する途中で、以前探索して見つからなかった法性寺跡の磨崖仏を探訪。

さらに北上して「道の駅小国」に戻り少し早い昼食。

小国郷から北外輪にかけて自家用車やバイクがかなり多かった。

本日の走行距離:57.3㎞