くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

道路元標まとめ

グーグルマップを眺めていて見つけた白川公園の「熊本市道路元標」。熊本市道路元標.jpg 熊本市道路元標2.jpg

1919年(大正8年)の旧道路法制定後に、道路の起終点として全国の市町村名に設置されたもので、熊本県では当時、約360基の道路元標が主に役場の前に設置された。その後、1952年(昭和27年)の改正道路法によりその役目を終わり、県内の多くの道路元標が取り除かれたものの、熊本市のも含めて、まだ16基が残っていることが判明。 道路元標の第一人者が作った「国道901号線」というサイトに載っているデータをもとに、この一年間をかけて、サイクリングの合間にそれらを廻った。 旧・飽託郡では、川尻小学校の前庭にあった「川尻町道路元標」、

川尻町2.jpg

松尾の加藤神社近くの駐車場に一角に残されていた「松尾村道路元標」、

松尾村道路元標2.jpg

そして託麻市民センターの入口に残された広畑村の道路元標だけは市町村名が刻されていなかった。

廣畑村道路元標 (2).jpg

旧・宇土郡では三角西港の国道沿いに残された「三角村道路元標」はツユクサに囲まれていた。

三角町2.jpg

旧・玉名郡では伊倉の宮原三叉路の「伊倉町道路元標」は一部、字の判読が難しいほど風化が進んでおり、

伊倉町2.jpg

玉名女子高近くの「彌富村道路元標」は舗装道路に埋まり始めており、 彌富村2.jpg

豊水小学校の近くの「豊水村道路元標」はやがて埋まってしまいそうな雰囲気。 豊水村2.jpg 旧・鹿本郡では、山鹿市の名湯、「さくら湯」の一角に残されていた「山鹿町道路元標」は、これまでまったく目に入っていなかった。 山鹿町2.jpg

旧・菊池郡では、大津町役場の敷地の一角に「大津町道路元標」の姿。 大津町.jpg

旧・阿蘇郡では、高森町野尻の津野集落に「野尻村道路元標」が控え目に立っており、 野尻村2.jpg 阿蘇神社参道の突き当りの「宮地町道路元標」には目立たないけど説明書きもあった。 宮地町2.jpg

旧・下益城郡 の砥用の旧道沿いに残された「砥用町道路元標」は探しだすのに苦労した。

砥用町2.jpg

旧・八代郡では、市街地のアーケード街の一角に「八代町道路元標」が残り、 八代町2.jpg

氷川町の野津集落の観音堂横に「野津村道路元標」が立っていた。 野津村2.jpg

旧・球磨郡では人吉市山江に「山江村道路元標」。 山江村2.jpg

ちゃんとした説明書きもあって大事にされていた。山江村3.jpg さらには、「国道901号線」のリストにあった16基に加え、御船町の七滝で史跡巡りをしていた時に、上野公民館の前に旧・下益城郡の「七瀧村道路元標」を偶然見つけたのは嬉しかった。

七瀧村.jpg

他の町村の役場跡地でも道路元標の石碑を探索してみたい気もあるけど、「国道901号線」の管理人がおっしゃるには、「これに手を出したらただじゃすみませんぜ」との事なので、道路元標めぐりはこれにて終了!