くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

道路の起点めぐり

グーグルマップで熊本市街地を調べていたら、白川公園に「熊本市道路元標」という史跡があることに気づいたので行ってみる。

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朝6時頃にクロモリロードバイクで出発し、

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明午橋を渡って、白川公園へ。

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国道3号線に面する入口のところに

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ちゃんと立っていた。

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側面には「大正十三年三月建設」と彫られている。 ここらは小さい頃から数えきれないほど通っているのに、こんなものがあるのにまったく気が付いていなかった。 ネットで調べてみると、道路元標(げんぴょう)とは、道路の路線の起点や終点や経過地を表示するための標識のことで、大正9年の道路法により各市町村に1個設置されたと言う。 「道路の起点」と言えば、新町のYMCA近くにある「里程元標」を思い起こすが、

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こちらは江戸時代の街道整備のために設けられ、一里ごとに榎などの木が植えられた。

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(薩摩街道の一里木跡)
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(豊後街道の一里木の跡)

話を戻して、大正時代に全国の市町村に建てられた「道路元標」は昭和27年の改正道路法によりその役目を終えたが、今でもかつての市町村に道路元標が残されている。 熊本市では西区の松尾と東区の長嶺東にも残っているらしいので、まずは松尾を目指して金峰山の峠の茶屋を越え、北登山道を経由して

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金峰山の北から西の斜面へ。

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(左が「二の岳」、右が「三の岳」)

途中で、落ちてる栗を「拾うか否か?」と聞かれれば、わたしの場合は若い頃から必ず拾うタイプ。

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ちなみにうちの女房も同じような感じで落ちてたのを拾った(女房から言わせると「こっちが拾ってあげた」のだと)。 そんな話はどうでも良いので、通称「パイロットロード」で坂を下り、松尾の百貫石へ入り、公園近くの空き地の一角に「松尾村道路元標」。

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ここは加藤清正の頃の百貫港があったところで、近くには「加藤神社」も。

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国道501号線を少し走って、小島からは坪井川沿いの道に入り、

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白川沿いの道へ。

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県道337号線を東へ走り、龍田から右折して東区の託麻総合出張所へ。

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ここらは昔、飽託郡の広畑村だったそうで、この出張所の玄関の一角に道路元標が残されている。

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ところで、この「道路元標」、ハマってしまった人のHPによると、「これに手をだしたら、ただではすまない」そうなので要注意。 本日の走行距離:50.9㎞

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