熊本に残っている「道路元標」めぐりも、旧阿蘇郡に残るふたつになった。ひとつは宮地で、もうひとつが高森の野尻村なので、カーボンロードバイクを車に積んで、午前4時半頃出発。 二重の峠を越えて、
阿蘇市一の宮町の某所に駐車して準備を整え、阿蘇神社門前の水基巡りの参道でボトルに湧水を入れて、午前6時頃にサイクリングを開始。
参道から南へ走っていると、阿蘇の噴煙が今日はこちらの方向に流れてきている。
箱石峠へ上る。車が走ると道に薄っすら積もった火山灰が舞って口の中がジャリジャリする。
ここ野尻村は、阿蘇の道標で有名な甲斐有雄の出身地。 三叉路を左に折れると甲斐有雄
の頌徳碑をはじめ、
手永会所跡や
観音堂など 史跡もいっぱい。 その先を左に折れて県道41号線に入ると今度は2本の樹木に隠れるように挟まれた丸ポストをゲットし、続いてアップダウンを走って川上の集落では六地蔵塔を発見。 300年前に造られたこの塔のお地蔵さんは、今まで見てきた六地蔵塔に比べ、かなり立体的に彫られている。 さらに時折り右手に祖母山を眺めながら県道41号線を北へ進み、県道217号線が交わる河原集落でも丸ポストをゲット。 県道217号線に入り、川原小学校跡地を利用した「ASOケニーズカフェ」を経由して、315号線に付き合って左折しすぐ右折して県道217号線(一部、旧道)を走り、国道265号線に戻る。 朝来た道を戻り、箱石峠の下りに入る前に右折して少し上り、外輪から根子岳や、高岳・中岳方面を眺める。 その後はそのまま外輪を滝室まで走ろうかとも思っていたが、噴煙が滝室方面に流れているので、道を戻り、国道265号線を下りる。 途中、伝説の箱石と、「人面岩」を写真に収める。 阿蘇神話に登場する「鬼八」の顔とも言われているようだけど、この人にも似てるよう
な・・・。
この辺りから再び口の中をジャリジャリさせながら坂梨の旧道を走り、国道57号線を西へ走ってやまなみハイウェイ方面に右折してふたたび水基めぐりの参道へ。