くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

熊本のムスリム

わが家の近くには学園大学や東海大学、その先には熊本大学の留学生寮などもあるので、自転車で走っていると異国の人をよく見かける。 10年ほど前からは、頭に布を被せたムスリムの女性の姿を目にするようになってきた。

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わたしの自転車通勤路「Bコース」の途中の旧・竜神橋の近くには、そんな熊本に住むムスリムたちの施設がある。

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前身となる組織は2000年に熊本大学のムスリム学生により発足し、2008年には県に「熊本イスラミックセンター」を宗教団体として登録申請。2012年には一般社団法人「熊本ムスリム協会」を登記。2013年には熊本マスジド(モスク)を開堂。 熊本ムスリム協会のHPによれば、エジプト、バングラデシュ、インドネシア、パキスタン、アフガニスタン、マレーシア、ウズベキスタン、ナイジェリア、スーダン等から150名以上のメンバーが加盟。 1日5回の礼拝と金曜礼拝、コーラン勉強会などの宗教活動やメンバー間の親睦行事の他に、他宗教や地域コミュニティーとの交流も積極的に行っている、とのこと。

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ムスリムと言えば、イスラム教の戒律により「食べて良い食品(ハラール)」と「そうでないもの(ハラーム)」が厳格に決められており、日本で暮らしたり、旅行をするムスリム達が苦労をする話はよく聞くが、「熊本イスラミックセンター」のすぐ近くには「SISWAHYU・HALAL・FOOD(スイスワヒューハラールフード)」という店があり、

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ハラールフードを販売している。

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店のオーナーは日本人妻を持つインドネシアの人で、インドネシア系の食材が多いけど、パキスタン・インド・ネパール系の食材も幅広く揃えている、とのこと。

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(壁際には大型の冷凍庫が4つほど並んでいる)

ここではランチなどの軽食も食べられるし、すぐ近くには近々パキスタン料理のレストランも開業予定。

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また、ハラールフードは、藤崎宮の近くのパキスタン・インド料理の「TAJ(タージ)」の店内の一角でも販売している。

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ちなみにこのレストランではハラールの食材をムスリムの料理人が調理している、100%ハラールな料理が堪能できる。

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(見た目はナンら変わりませんが・・・)

この他、「プロ(?)の食材の店 A-プライス」でもハラールフードを売っている。 ちなみに、わたしの行きつけの「インド食堂」も

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常連客の要望もあってハラールな食材を利用しており、

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ムスリムに配慮した対応をしているとのこと。

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(本日も美味しいランチを堪能!)