くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

「困った時の神頼み」ポタ

週末は雨模様なので、今日のうちに自転車で「困った時の神頼み」に出かける。 というのも、50歳になる頃から顔にシミが出来始め、近年、そのいくつかが盛り上がって来た。 皮膚科の女医さんに診せると、「『脂漏性角化症』、いわゆる『年寄イボ』です。」とのこと。 と言う訳で、酷くならないように、お参りに行くのだ。

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(八景水谷近くの坪井川)

これまで、サイクリングの途中で、イボ関係の神様・仏様は、いくつか観て来た。 旧・三加和町の「八つの神様ご利益めぐり」のなかに「イボの神様」がいた。

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また、鹿北の、「下中の六地蔵」もイボの神様として参られることがあるらしい。

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大津の平川にあるイボとり地蔵は2年前の地震被害のためか、頭がもげてしまい、効果が弱そうだった。

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近いところでは津浦の狭い道にも「いぼ地蔵」がいた。

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ちなみに、平松皮膚科医院の「いぼとり神様・仏様全国リスト」によると、熊本には49もの「いぼとり神様・仏様」がおられるとのことで、その中から山鹿方面にあるものを廻ることにする。 国道3号線を山室から北へ少し進み、大窪から左折し、平島へ通じる道には「イボ観音」がおられる。

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供えてある水をイボに塗ると綺麗にとれる、とのこと。

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県道303号線に出て北へ走り国道3号線に合流してさらに北へ走り、植木から「ゆうかファミリーロード」をのんびり北へ走る。 豊田の交差点から西に200mほどのところに、「立山のイボとり地蔵」の祠。

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イボができた時に参拝し、治った時のお礼まいりは煎った大豆を齢の数だけお供えすると、炒った豆に芽が出るまでイボが出来ないといわれている。

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ふたたび「ゆうかファミリーロード」を走って、宮原から裏道に入り、鹿央町の上千田へ。

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「権大坂」という坂を上っていると右手の竹藪に「イボ地蔵さん」と呼ばれるお地蔵さんが微笑んでいる。

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この地蔵さんに参るとどんなに悪いイボでも治るという事で、人々の信仰を集めていたとのこと。その昔は、イボを治してもらった人々がお礼にと旗を上げて詣っていたらしい。 そこから国道3号線に入り、さらに北へ走り、山鹿の手前の南島地区の豊前街道の六里木跡の近くにある「南島菅原神社」へ。

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境内にそびえるクスノキは、子どもの喘息に効く神様が宿る神木として、南島では「くすめきさん」の名で親しまれている。

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昭和50年代の後半、一時、樹勢が衰えたが、氏子のみなさんの手厚い看護により回復したといういわくつき。

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実は最近、家内が就寝中によく咳をしており、色々薬を飲んでも良くならないので、お参りにきた次第。 山鹿大橋を渡り、またまた「ゆうかファミリーロード」を東へ走り、途中で左折して大きなムクが印象的な「熊野神社」へ。

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そのムクの根っこに絡まっているのが、平安時代にこの辺りに立っていた「中村廃寺」の心礎(柱の礎石)。

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この心礎は「いぼ観音」と呼ばれ、直径42㎝のほぞ穴にたまった雨水をつけると、イボがよくなると伝えられている。

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昨日、雨だったので、期待して落葉をどけてみたけど、生憎、雨水はたまっていなかった。

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帰りは植木の役場近くにある「Bar ECOMODA」で、

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「イエロータイカレーセット」を堪能。

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(サラダとドリング付きで800円はリーズナブル)

旧・豊前街道や国道3号線を走り、北バイパスへ左折して龍田の三宮神社へ。

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ここには筋の神木(ナギの木)がある。

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筋(すじ)は、てんかんやひきつけのことで、うちのワン公が先日、散歩中に、どういうわけか、ひきつけを起こしたのでお参りに寄った次第。

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本日の走行距離:60.7㎞

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