くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

氷川~八代・樋門めぐり

先日、不知火干拓地を見て廻った時に「大鞘樋門群」を見たが、その他にも文化財クラスの樋門がいくつかあるようなので見に行くことにする。 いつものように出水ふれあい通りを通り、画図の田舎道を抜けて中ノ瀬橋を渡ってすぐ右折。

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加勢川沿いを走って県道182号線を左折。緑川を渡って南下し、右折してウキウキロードを走る。

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松原交差点の先から左折して田舎道を走り、不知火町高良からは県道338号線を南下。

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砂川を渡って氷川町に入ると左手に「沖塘(おきども)樋門群」。 嘉永5年(1852年)に完成した網道新地の干拓のために6つの樋門が造られている。

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コンクリートで補強されている箇所もあるが、県道側から観ると、石橋の構造がよく解る。

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ちなみに、江戸時代の干拓地の樋門は板戸によって自動開閉するものがほとんどで、干拓地内に溜まった水を干潮時には開いて海に出し、満潮の時は閉じて海水の浸入を防ぐ重要な役割を担っている。 しかしながら、この「沖塘樋門群」はすでにその役割を終えているので、板戸は外されている。 県道338号線の氷川に架かる橋を渡り、その次の鏡川に架かった橋が工事中で全面交通止めだが、迂回路は2トン以上の大型トラックが走れない。道理で今日は大型トラックがほとんど走っておらず、快適に走れた。 迂回路を走って再び県道338号線を南下し、県道336号線へ右折し突き当りを左折。 600mほど走ると左手に「旧郡築新地甲号樋門」。

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「明治の干拓事業として有数の規模を誇る八代海干拓事業の代表的遺構として歴史的に価値が高い。また、わが国に現存する組積造樋門として最大規模を有する貴重な土木構造物であるばかりでなく、樋門壁面の切石積に巧緻な石積技術が発揮された,技術的完成度の高い,明治を代表する干拓樋門として重要である。」(文化遺産オンラインより) それからさらに300m程走った左側には、もうひとつ、「郡築二番町樋門」。

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「明治期に八代郡役所が干拓を行った事業地の堤防に設けられた樋門で,昭和11年の高潮被害後の補強改良工事時に設けられた。石造3連アーチからなり,上部は石造の布積みとし,曲線を用いた細部なども相まって,干拓事業の象徴として親しまれている。」(文化遺産オンラインより) そこからさらに2㎞ほど走って、八代内港の住宅地にある「刀削麺・丸新」へ。

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本日は、ジャージャー麺をオーダー。削られた麺がお湯にダイブするのを眺めながら待っていると、

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運ばれてきたジャージャー麺。

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具が飛び散り易いので紙のエプロンを付けてくれる心遣い。しっかり混ぜて、ラー油を垂らして、「いただきます。」

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麺が、モチモチして、通常のジャージャー麺とは、また違った食感を楽しむ。ちなみに、その時きていた客、6名中、5名がジャージャー麺をオーダーしていた。 デザートの牛乳プリンは、今日はきな粉をかけて紅茶シロップでいただく。

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本日も大変、美味しゅうございました。 そこからテキトーに走って、千丁駅の先から鹿児島本線沿いの道に出て北上。

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有佐駅を過ぎ、突き当りを右折し、国道3号線を渡り、小川へ。 白玉屋新三郎の前を通ると、

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「大感謝祭」とやらをしているらしいので寄ってみると、白玉に餡子やマーマレードなどお好みの味付けをしたり、白玉粉を使って作ったお菓子などをセルフサービスしている。

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値段を伺うと「サービスです!」とのことなので、ご厚意に甘えて甘味補給。

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小腹を満たして小川の街を抜け、県道244号、312号、313号、国道266号と走り、いつものように帰った。

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本日の走行距離:104.9㎞

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