先週、交通再開した長陽大橋を渡って南阿蘇へ行くことにする。 午前7時頃、久しぶりにカーボンロードバイクで出発し供合線(県道145号線)をひたすら東へ。
瀬田から国道57号線へ上がるが、
路側帯が狭いので歩道を進む。
以前のヒライの交差点の少し前から右折し、坂を下ると修復を終えた長陽大橋が見えてくる。
渡り切って停車して、辺りを見回すと、
災害の復旧箇所があちこちで、眺めを楽しむ雰囲気ではない。
新しい阿蘇大橋が造られる予定の所にある柱状節理。
「地元に説明なく削った」と苦情が出ていると新聞に出ていたなぁ。 そこからしばらく走って、小山旅館方面へ右折し、鮎返(あゆがえり)の滝を見に行く。滝に向かって右側の崖が地震で崩落したが、
その土砂も流されてしまったようで、昨夜の台風による増水のせいもあって、以前に増して迫力のある滝を楽しむことができた。
道に戻って、旧道に入り、しばらく走って左折し、地震で湧水が枯れたという塩井社水源へ。
以前は神秘的な青い湧水を湛えた水源は、見る影もなかった。
かなり落胆して、川地後水源の所から再び旧道に入り、
白水まで走って、「明神池名水公園」へ。
伝説によれば、遠い昔、明神池に仲良しの男女の河童が住んでいた。
ところが、男の河童はイタズラが多く、とうとう神を怒らせてしまい、男の河童を遠くの池に飛ばされてしまった。 女の河童は、いつか彼が帰ってくると信じ、池の石の上に座り待ちつづけた。しかし、彼女の願いもむなしく彼に会えることは二度となかった。そして、彼女が長い年月にわたって座っていた石だけが池の中に取り残された。
彼を待ち続けた彼女の健気さに胸を打たれた人々が、座り続けたその石を「かっぱ石」と呼び、いつまでも待ち続ける女カッパの姿を再現して残された石の上に置いたという。
そこから田舎道を長陽方面へ。
途中に点在する湧水群を巡る。
その後も秋めいた風に吹かれながらのんびり田舎道を走り、
県道149号線を右折して、河陽郵便局の近くに移転し先週オープンした「パンダイゴ」へ。
以前は、「木の香湯温泉」の横にあったが、昨年の地震で営業ができなくなったため、移転を余儀なくされたとのこと。
少し解りにくいところではあるが、開店の11時には常連さんらしきお客さんの車が5,6台は来ていたし、開店後もひっきりなしに車が来ていた。
販売スペースは以前と同じくらいの広さであるが、
イートインスペースは、室内が1テーブル4名程度、テラスが10名程度で、
少し縮小。
何より、以前はサービスだった珈琲が、有料(130円程度)となっていたのが少し残念。
帰路は一旦、長陽駅まで下りて、「竹楽亭」や「旅館 心乃間間」を経由し、俵山峠の旧道を上がる。
峠近くの展望の良いところで写真を撮っていたら、車が停止。・・・なんと、みきたかさんが「奥さん孝行」の最中であった。
久木野方面へ下りて行くみきたかさんの車を見送り、
峠を越えて、西原方面へ下りる。
「萌の里」から右折して、大切畑の「SAKATA SWEETS」の「しそゼリー」と「マドレーヌ」でエネルギー補給。
その後、県道28号線へ上がり、西原のセブンから右折して、阿蘇くまもと空港の北側の道に入り、いつものように帰った。
本日の走行距離:88.1㎞