くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

電動ロードバイクに乗ってみた

ナベちゃんからの情報で、「スポーツサイクル・クシ」に電動ロードバイクの試乗に行く。 聞けば、YAMAHAが最近「YPJ-R」というのを売り出して、そのキャンペーンをやってるらしい。 YAMAHAは1993年以来、ママチャリ型の電動アシスト自転車を生産しているが、スポーツサイクル市場で新しいニーズを創造するため、2012年にプロジェクトを発足。そして2015年12月からようやく販売を開始しているらしい。 仕事をちょっと早退し、実家の母との昼飯もそこそこに正午過ぎに「スポーツサイクル・クシ」に到着すると、試乗用の「YPJ-R」にはSPD-SLのペダルが付いていたので、わたしのクロモリロードバイクSPDペダルと付け替えていただいた。

画像

ハンドル中央には、速度、時刻、アシストモード、バッテリー残量などを表示する液晶ディスプレイと、その手前にスイッチユニットがついている。

画像

ユニットの横面に電源ボタンがついていて、

画像

ユニット上面左側の上下ふたつのボタンが走行モード切替ボタンで、アシストオフとエコ、スタンダート、ハイの3つのアシストモードを切り換える。

画像

そして右上のボタンは夜間走行時などのバックライト、右下のボタンは液晶ディスプレイ下部に表示される、平均速度、最高速度、走行距離などの表示を切り替えるセレクトボタン。 ダウンチューブに取り付けられているのがバッテリー。

画像

そしてBB部には電動アシストユニット。

画像

発進から時速24㎞までをスムーズにアシストしてくれるらしい。 ブレーキ系、ギヤ系などのコンポーネントは標準的なシマノの105。

画像

総重量は15㎏ほどで、通常、8~10㎏ほどのロードバイクに比べると、ズシリと重い。

画像

スタンダードのアシストモードで、いざ、試乗を始めると、確かに漕ぎ出しが軽い。

画像

裏道に入って、内坪井町の「日本で2番目に古い予備校」の前を過ぎ、観音坂の上りに差し掛かる頃、

画像

ハイモードに切り替えると、あら不思議。後ろから押されるような感覚でアシスト力が上がり、斜度10%を超える坂を時速20キロ以上で上ることができる。「こりゃあ楽チン!」 いつもヒイヒイ言って上がる坂をあっという間に上り切る。

画像

「満タンのバッテリーが空になるまで、どこまででん、行って来てください。」との事なので、さらにひとっぱしりすることにして、丁度、ご家族と来熊のヘイホーさんを白川べりに呼び出し、熊本港へ行くことに。 スタンダードモードでは、平地なら40㎞くらいでバッテリーが空になるとのことだったので、エコモードで走ると、普通のロードバイクの感覚。 スタンダードモードだと「追い風5m」って感じで、ハイモードだと「追い風10m」って感じかな?

画像

ちなみに、「スポーツサイクル・クシ」から峠の茶屋までハイモードで上がるとバッテリーが空になり、スタンダードモードで走ると30%くらい消費するとのこと。 やがて熊本港に到着。 休憩していると、ヘイホーさんが乗ってみたそうな素振りなので、

画像

バイクを交換すると、ヘイホーさんはわたしより少し身長が低いのに、こしゃくな事に、サドルの高さは同じくらい。 熊本港の橋の上り坂では

画像

みるみる差がついてくる。

画像

やっぱり若いもんにゃ乗せたらいかんな。 その後、防波堤沿いの道を南に走り、

画像

緑川河口から上流へ。

画像

この間、ヘイホーさんは「自分のバイクのサドル高が低い」という非常に大切な事を発見し、早速調整。

画像

その後、平木橋の先の川沿いの道は工事中で一部迂回し、川尻へ。

画像

薩摩人にはやっぱり、うなぎの若松屋の隣の薩軍本営跡をきちんと紹介しておかねばならぬ。

画像

小腹が空いたので和菓子の「天明堂」に寄って、できたての「チーマン(チーズ饅頭)」と抹茶をいただく。

画像

その後、裏道を北上して、東バイパスが国道3号線に突き当たる所でヘイホーさんと別れた。

画像

試乗車を戻す前にもう一度、坂を上りたくなって、熊本城の行幸坂を上る。

画像

楽チン楽チン!

画像

先ほど上った観音坂を下って戻った。 ペダルを交換してもらい、

画像

「スポーツサイクル・クシ」を辞去。 電動ロードバイクの直後に自分のクロモリロードバイクに乗ったらガッカリするかな?と思ったけれど、それほどの落胆もなく快調に帰った。 初めて乗った電動ロードバイク・・・あと5年くらいして、バッテリーの容量が増えて、軽量化して、総重量が10㎏くらいになって、そして自分の脚力が弱ったら、きっと欲しくなると思う。

画像