くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

ヘルメットの塗装に挑戦!

現在所有している自転車用ヘルメットのひとつが、Giro Aeonのlivestrongバージョン。

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「livestrong」とは、ガン生存者で、闘病後に前人未到のツール・ド・フランス7連覇を達成したランス・アームストロングにより1997年に設立された、アメリカ合衆国の非営利団体。主な活動は、癌と診断された人とその家族等を勇気づけ、必要な情報や支援を提供すること。(Wikipediaより) シンボルである黄色いリストバンドを始め、

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スポーツ関係のグッズを販売しており、その利益の一部は運営資金に当てられている。 わたしも3年前、livestrongの半袖ジャージとビブショーツを購入し、ついでなのでヘルメットも購入した。思えば当時は円高のピークで、海外製品はお買い得感が強かった。 その年の8月24日、全米アンチドーピング機関(USADA)は1998年8月1日以降の記録を全て抹消し、アームストロングに対し、「永久追放」宣告を行った。 同年10月22日、国際自転車競技連合(UCI)はスポーツ仲裁裁判所(CAS)には上訴せず、USADAの裁定を受け入れる事を発表。ツール・ド・フランス7連覇を含む1998年8月1日以降の全タイトルの剥奪が確定した。(Wikipediaより) その後、ランス自身もドーピングの事実を認め、彼の数々の栄光は色褪せたものとなった。 そのためか、わたしのGiro Aeon livestrongの、黄色(ツール・ド・フランスでのリーダージャージの色)も時を同じくして色褪せて行ったのだ。

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そこで色を塗りなおす事にした。 ググってみると、ロードバイクのヘルメットの塗装をレポートしたブログがいくつもあり、それを参考に必要物品を揃える。

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一番の問題となる、塗料の色、だけど、なんせ初めての事なので、失敗した時も目立たないであろう「黒」にした。 さて、作業の手順は一般的に、 1、塗装部のデザイン 2、マスキング 3、ヤスリがけ 4、脱脂 5、塗装 の順らしいけど、今回は、塗装する部分が比較的に奥まっており、マスキングがしにくいので、まずは塗装部のヤスリ掛けを行うことにする。 400番の耐水性サンドペーパーを適当な大きさに切り、黄色の塗装部をゴシゴシ。表面がザラザラしている方が塗料の乗りが良いらしい。

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次に、デグリーザーをしみ込ませた綿棒で塗装部を脱脂。これも、塗装面に油類の付着がない方が塗装の乗りが良いとのこと。

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お次が問題のマスキング。 塗装部は奥まっていて、しかも曲線があるため、マスキング用のテープを張り付けて行くのが非常に面倒!

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それでも4時間くらい夜なべをしてなんとかテープを貼り終え、就寝。

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翌朝、外せなかったあごヒモや頭部の締め付け部品などをプラスチックバック(雨の日に新聞を包んでるやつね)で覆い、

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マスキングが不十分な空気通しの穴にはティッシュペーパーを詰め込んで、いよいよ塗装となる。 ロードバイクのヘルメットの材質は発泡スチロールなので、ラッカータイプの塗料では溶ける可能性があるため、水性の塗装を使用。

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少しずつ重ね塗りした方が仕上がりが綺麗になるらしい。

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マスキング作業の大変さに比べると、塗装作業はあっと言う間で、一度目を終了。 数時間待たないといけないけど、今日は一日雨だろうと思っていたら、早朝には雨はあがり、薄日も射してきたので、クロモリロードバイクで益城方面へポタリング。 大蛇伝説の堂園池の蓮は全然咲いておらず、がっかり。

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もっとも、途中にある、まだ行ってなかった史跡巡りや、

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いつもの水場巡りは怠りなく・・・。

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約35㎞走って帰ってきて、昼飯を挟んで数回、ヘルメットの重ね塗りを敢行。

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さらに数時間、乾くのを待って、マスキングテープ類を剥がしてみると、塗り残しの部分が4~5カ所散見される。

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ペンタイプのペイントマーカーで塗り残し部を追加塗装し、作業終了!

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初めての塗装作業の結果は、一部マスキングの失敗の箇所もあったものの、満足のゆくものだった。

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