くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

ホイールのラチェット音をいじくる

先日、宇土半島の山の中でコンクリート道路の亀裂に後輪のホイールが一瞬だけど嵌り、リムに数条の擦過傷を負ってしまった。

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この傷のせいで、ブレーキをかけると「シャッ!シャッ!・・・」と音鳴りがするようになったので、ラバー砥石で応急処置。

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思えば、このカンパニョーロ製のホイールは購入してからというもの、メンテナンスらしいものをほとんどしていない。 最近、後輪のラチェット音も大きくなってきたような気もするので、この機にちょっとだけメンテナンス。 シマノ製のホイールでは後輪のラチェット部は密封されており、通常はメンテナンスの対象ではないが、カンパニョーロでは比較的容易にメンテナンスが可能らしい。

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ネットで情報を集めて、作業を開始。 スプロケットを外して、フリー側のナットをひとつ外し、

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ワッシャーをひとつとるとフリーハブボディーが外れる。

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その付け根にあるラッチェット部があっという間に露出できた。

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フリーハブ部のラチェットの3つの爪は随分汚れている。 爪を固定している輪状のバネを外して、部品を洗浄。

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ネットの情報によると、グリースをたっぷり塗ると、ラチェット音はかなり小さくなるそうだけど、塗り過ぎるのもトラブルに繋がるらしいので、自分で思う適量を塗る。

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こんな時は爪楊枝が重宝。

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爪の引っ掛かる部にもグリースを適量塗って、

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元に戻し、作業を終了した。 ホイールを戻してラチェット音をチェックすると、グリース少な目だったせいか、それほど音は小さくはなっていなかった。 ちなみに手組したホイールに使ったシマノ製のフリーハブのラチェット音は、かなり静か。 それにしてもカンパニョーロのラチェットのメンテナンスはとっても簡単だった。