サイクリングの時には、川沿いの道をよく走る。 多くは河川管理用の道路で、道幅が狭いことが多く、一般に車の往来が少ないため自転車で快適に走ることができる。 河川敷の四季折々の草花を眺めたり、鳥の声を聴きながら走っていると、川の所々に堰が築いてあるのが目に入る。 そして、いろんな形態の堰があることに気がつく。 調べてみると、堰は、その構造から固定堰と可動堰に分けることができるらしい。 固定堰とは川の水位や流量を調節する機能をもたない堰のことである。 今回は、これまでサイクリングの時に撮り貯めた画像から、固定堰をいくつかご紹介。 まずは白川にある堰で、上井手堰。瀬田にあり、ここから上井手に水を引き、大津、菊陽を流れ「堀川」と名前を変えて坪井川に合流する。
鹿渡堰。白川にある堰で最大のもので、ここから「大井出」に水を引き、さらに三つの「井手」に分かれて熊本市南部を潤す。 三本松堰。蓮台寺橋の近くにある。
固定堰は川の形態により色んな形があり、見ていて飽きない。 さて、固定堰を見ていて気付いたのが、階段みたいな通路が設けてあるものがあること。 これは「魚道」と言って、アユ、マス、ハゼなどの魚が遡上できるようにした構造物であるらしい。
堰の上流の河川環境の変化を反省して今ではこの魚道が多くの固定堰に設けられ、その環境が改善しているらしい。
次の雨の休日には、『可動堰』をご紹介。