くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

堰コレクション(その1)

サイクリングの時には、川沿いの道をよく走る。1坪井川沿い.jpg 多くは河川管理用の道路で、道幅が狭いことが多く、一般に車の往来が少ないため自転車で快適に走ることができる。2坪井川沿い.jpg 河川敷の四季折々の草花を眺めたり、鳥の声を聴きながら走っていると、川の所々に堰が築いてあるのが目に入る。 そして、いろんな形態の堰があることに気がつく。 調べてみると、堰は、その構造から固定堰と可動堰に分けることができるらしい。 固定堰とは川の水位や流量を調節する機能をもたない堰のことである。 今回は、これまでサイクリングの時に撮り貯めた画像から、固定堰をいくつかご紹介。 まずは白川にある堰で、上井手堰。瀬田にあり、ここから上井手に水を引き、大津、菊陽を流れ「堀川」と名前を変えて坪井川に合流する。 3上井手関.jpg

 

馬場楠堰。鼻ぐり井手に水を引く。 4馬場楠堰.jpg

 

鹿渡堰。白川にある堰で最大のもので、ここから「大井出」に水を引き、さらに三つの「井手」に分かれて熊本市南部を潤す。 5渡鹿堰.jpg 三本松堰。蓮台寺橋の近くにある。 6三本松堰.jpg

十八口堰。すぐ横に薄場橋。 7十八口堰.jpg

 

次は緑川。 鵜の瀬堰。甲佐の鮎簗に水を引く。 8鵜の瀬堰.jpg

 

麻生原堰。金木犀で有名な甲佐町麻生原にある。 9麻生原堰.jpg

 

築地堰。めど町橋を渡って左折するとしばらくして目に入る。 10築地堰.jpg

 

呑堰跡。国道3号線の緑川橋の近くある、かつての固定堰の跡。 12呑堰跡.jpg

 

合志川の植木温泉近くの堰。 11植木温泉の堰.jpg

 

菊池市の菊池川で見かけた堰。 13菊池川の固定堰.jpg

 

固定堰は川の形態により色んな形があり、見ていて飽きない。 さて、固定堰を見ていて気付いたのが、階段みたいな通路が設けてあるものがあること。 これは「魚道」と言って、アユ、マス、ハゼなどの魚が遡上できるようにした構造物であるらしい。 14築地堰の魚道.jpg 15合志川の堰の魚道.jpg

 

堰の上流の河川環境の変化を反省して今ではこの魚道が多くの固定堰に設けられ、その環境が改善しているらしい。 16渡鹿堰の魚道.jpg

次の雨の休日には、『可動堰』をご紹介。