くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

折りたたみ自転車のハンドルバー換装

なにせ5台も自転車を所有していると、ひとつくらいはほったらかしにするのがでてくる。 うちの場合は、これ。

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Bike FridayのTravel Tikitという折りたたみ自転車。ちなみにフレームのオレンジ色は、わたしの好きなオランダのナショナルカラー。 通勤用のクロスバイクの次に手に入れた自転車で、驚異の折りたたみ機能が気に入って、通販で衝動買いした。自転車の通販は良くないと分かってはいたけど、米国オレゴン州製のこの自転車、日本の代理店は大阪と群馬にしかなかったのだ。 購入当初は、主に輪行・車載でのポタリングに使用したが、間もなくロードバイクを購入し、それ以後は使用頻度が激減した。

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その理由の第一が、ハンドル。

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この自転車の変速機は、SRAM社のDual Driveというもので、内装3段X外装8段と、折りたたみ自転車としては最大級の変速数の多さを誇る。

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ところが変速スイッチ(シフター)の標準がグリップシフターとなっていた。

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そのため棒状のフラットハンドルバーで、長時間のライドとなると腕が疲れてくるのだ。少しでもライディングポジションが変えられるようにバーエンドバーを付けたりしたけど、焼け石に水。 この数年は、年に数十キロしか乗ってない状態で、「これ、全然乗ってないよね?」と、大型廃棄物の候補として嫁からさえも目を付けられていた。 「これではいかん!」とネットで解決策を模索したものの、変速機にSRAM社のDual Driveを使った機種は売れてないらしく、改造例の情報に乏しい。 米国のVikさんが、分割式のH型ハンドルバーに交換したPaul BakerさんのTravel Tikitを紹介していたけど、シフターはそのままなので、バーエンドバーを付けたのとあまり変わらない。

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我が国の「おやぢの殿堂・電動おやぢ」というブログでは、MさんのTravel Tikitを紹介。

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ハンドルをH型に交換するとともにブレーキレバーを先端用のに交換し、外装8段のシフターを、バーエンドシフターに変更。

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一方、内装3段のシフターは、既存のグリップシフターを改造して操縦管に装着するという苦肉の策をとっている。

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内装ギアを変速する時は、変な所を触っているように見えて、ビミョーらしい。

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「内装ギアのシフターをもっとスマートにできないものかなあ?」と思っているうちに月日が過ぎて行き、先日、「熊本バンク試走イベント」の時に、配給の弁当をつつきながら、なべくんにその話をしたところ、熊大工学部機械科3年生でスポーツサイクル・クシの準店員である彼が興味を示して、弁当食いながらスマホで情報を集め、色んなアイデアおよび部品代の概算などをあっと言う間に提示してきた。 1)Bike Friday New World Road Bars(分割式Hバー)¥8,640 2)Shimano Bar End Shift Lever SL-BS64-8(3×8sバーエンドコントローラー)¥6,156 3)DIA-COMPE DC188(ブレーキレバー)¥2,376 4)その他ケーブル類 それで話がまとまって、先週の木曜日になべくんのアパートに自転車を持って行って、換装作業が終了し、一昨日納車となった次第。 ハンドル部はすっきり。

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H型ハンドルの右側の後ろに外装8段変速用のシフター。

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左側に内装3段変速用のシフター。

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こちらはフリクションタイプといって、無段階式のシフター。適切な場所を覚えておかねばならないけど、3段しかないし、許容範囲が広いので直ぐに慣れた。 ブレーキレバーは握りやすく、効き方も非常に滑らかで心地よい。

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これなら通勤にだって、ちょっとしたポタリングにだって十分使えそう。 今回のハンドル換装の詳しい手順を知りたい方は、なべくんのブログの以下のレポートをどうぞ・・・。 「自転車的金曜日改造第壱段」 「BikeFriday ハンドルバー換装2」 「バイクフライデー換装③」 「バイクフライデー換装④」