くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

野焼きと講演会

珍しく午後から文化講演会に行くため、午前中サイクリング。前日、どこへ行こうかと考えていたら、小物を買いに行った大藪さんで、「明日、朝錬しますけどどうですか?」と言われ、参加することにする。 午前7時40分頃クロモリロードバイクで家を出て、5分後には大藪サイクルに到着。大藪さん親子、Kさん(Shin_Zaemonさん)、ちよさん、Sさん(コナさん)とわたしと6名で午前8時にショップを出発し、国体道路を東へ。

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あ、そうそう!国体道路に入るとき、傑作な自転車を発見!

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ゴムホースをわざと引きずるようにしていたり、「パフパフ」とクラクションならしたり、妙なおにいちゃんだった。 パークドームから御嶺のUさんが合流し、「菊池のまんま」を過ぎてすぐに左折し、県道145号線に入って東へ。戸次の交差点を過ぎる頃からスピードが上がって、錦野の交差点のところで休憩。

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県道225号線を西原方面に上っていると、俵山方面に野焼きの煙がたなびく。

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そうこうしていると、西原の交差点近くでmoriくんとすれ違い言葉を交わす。 朝錬は、いつもは交差点を左折して、しばらく走って右折し俵山方面へ旧道を上るらしいけど、今日は野焼きで旧道が通行止めなので吉無田高原方面へ直進。坂道を登ってゆくと、こちら方面でも野焼きがあるらしく、消防車が所々に待機している。

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路傍の看板の標語を反芻しながら、長い坂を上ってゆく。

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そう言えば、一週間ほど前、このブログを読んだ母から「ああたはわこうばしあるごつ、ばかんごつはしりなんな!(あなたは若くないのだから、馬鹿みたいに走るのはお止めなさい!)」と言われたのだった。 そう言われたのに、はるか前方に野焼きの炎が見えるもんだから、ついつい急いで上ってしまう。

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行ってみると、ミルク牧場の上の交差点付近で野焼きをやっていた。

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炎だけなら良いが、黒い燃えカスもどんどん飛んでくるので、困ったなあと思っていると、ちよさん、Sさんの女子2名が上がってきた。

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聞けば、他の人たちは手前で右折して行ったとのこと。そして、女子二人はこのまま吉無田を経由して矢部方面へ昼飯を食いに行くと・・・。後ろ髪を引っ張られたが、講演会に行く約束にしているので、交差点を右折し、河原小学校の先で県道28号線に突き当たり右折。西原のセブンイレブンの交差点の少し手前から左折して、アップダウンを走って、坂を下り、直線道路を走る。

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この後、戸島を経由して国体道路に出て帰った。 帰宅後、飯を食って、熊本駅前の森都心プラザへ。

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絵画修復家の岩井希久子氏の講演会を聞きに行く。

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西洋では各美術館に所蔵の美術品の保存・修復を専門に行う人材を配置しているのが常識だそうだけど、日本の美術館ではそういう人を配置しているところはひとつもない、とのこと。 当然、絵画の修復・保存を専門とする日本人はほとんどいず、彼女が第一人者だとのこと。 ゴッホの「ひまわり」を始め、ピカソ、モネ、レンブラント、フェルメール、マチスなどの作品の修復や巡回展示時のチェックなどを行っている。

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当然ながら日本人の作品の修復にも多く携わっており、山下清の「花火」や

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香月泰男の「シベリアシリーズ」など、

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わたしが観た事のある作品も彼女が修復していたことを知る。 そんな彼女は私の小学校の同級生。

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わたしにお礼が言いたいらしいので、会いに行ったのだけど、「給食で苦手なメニューが出たとき、みんな食べてくれて、ほんと助かった。」とのこと。 それなら、そのお返しに、うちの嫁を修復して欲しい・・・。とお願いしたところ、「絵画のシミやタルミは取れるけど、お顔のシミやタルミは取れません」とのこと。 それなら、「せめて、わたしのクロモリロードバイクのフレームの修復を・・・」とお願いしたが、一笑に付された。

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(ケーブルによるヘッドチューブの塗装剥げ)
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(トップチューブの擦れ)
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(ホイール接触によるチェーンステー内側の塗装剥げ)

あ、忘れていたけど、本日の走行距離:42.2km

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