『昼ごはん、一緒に食べない？』・・・サイクリングの準備をするわたしに、嫁の一言。 過去の経験上、拒否すると後々こじれることが多いので、今日は素直に従うことにする。 8時半頃、カーボンロードバイクで出発したものの、甲佐から美里町～宇城市の峠をいくつか越えて、どこぞで昼飯を食って帰る計画を変更せねばならない。とりあえず甲佐方面へは向うはずが、あれこれルートの修正を考えていて、健軍自衛隊のところから曲がりそこねたため本格的に計画変更。津森の坂を上って、ミルク牧場の先から左折し大津の『Ｏ３ＣａｆｅＫＥＮ』でくつろいで帰るルートを設定。 秋津川沿いの道に入って東へ進み、木山川沿いの道を走る。
県道28号線に突き当たって右折し、津森郵便局から右に曲がった所で、着ていた薄手のレインジャケットとウィンドブレーカとネックウォーマを丸めて背中のポケットに突っ込み、道沿いの有難いお言葉をかみしめながら津森の坂を上がる。
ここは、なかなか厳しい坂だけど、何だか以前よりも楽な感じで上り、『おっ！おれも登坂力がついたな・・・』と密かにニヤリとしたけど、追い風のせいだと後で気がつく。 そんなこんなしていると、ゴルフ場に突き当たり、右折。
さらにしばらく上ってミルク牧場の前を通過。
調子に乗って坂を上がってきたため、この辺りから疲れてしまう。 ところが、次の交差点に到着すると、丁度、地蔵峠方面からローディーが微笑みを浮かべて降りてきたもんだから、ここで左折して下りに入る予定が、もろくも変更され、直進して地蔵峠を目指すことに・・・。
随分疲れているので、ここから地蔵峠までどれくらいかかるか判らない。しかも、この時期、峠付近は道路が凍結しているかもしれない。でも、まあ、あと1時間くらいは先へ進む余裕がありそうなので、行けるところまで行って、引き返すことにする。
高圧線が頭上を横切るあたりから沿道が白っぽくなってきて、峠が近づいてくると路面のかなりの部が凍結してきた。
丁度、これから戻るローディー（地蔵峠倶楽部の人？）がいて、聞くと、『南郷橋まで行ったけれど、帰りに滑って転倒し頭を道路に打ち付けた。ヘルメット被ってて助かった。』とおっしゃるもんだから、そこから先に行くのは止めた。
すべての防寒着を着込むが、外気温5～10℃を想定した装備しか準備してなかったため、指と、つま先の痺れる様な冷たさと闘いながら上ってきた坂を下り、ミルク牧場の上の交差点から右折。西原を経由して大津の錦野まで下りて、交差点の自販機の缶コーヒーで暖をとる。 やっと人心地ついて、県道145号線の供合線を西へ走って帰った。
本日の走行距離：67.3ｋｍ
