くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

カーボン・フットプリント

最近の競技用のロードバイクのフレームの多くがカーボン(炭素繊維)製だけど、『カーボンフットプリント』のカーボンは温室ガス効果としての二酸化炭素の『カーボン』。

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6年前に自転車通勤を始めた理由のひとつは、「地球環境にも良かろう」と思ったから。

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先週、自転車の燃費は思ったほど良くないことが判ったけど、自転車の地球環境におよぼす影響は実際のところ、どうなんだだろう? ネットで調べてみて、出て来たキーワードが『カーボンフットプリント』。 ウィキペディアによると、『カーボンフットプリント』とは・・・ 「人間活動が(温室効果ガスの排出によって)地球環境を踏みつけた足跡」という比喩からきており、一般的に製品が販売されるまでの温室効果ガス排出量によりあらわされる。 ・・・とある。

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それなら、自転車のカーボンフットプリントはどれくらいなのか? ・・・これが、ネットで捜しても、あまりデータがない。 そんな中、MITの大学院生Shreya Daveさん(意外と美人!)の研究を紹介した記事によると、自転車通勤に使われる一般的な自転車(価格を265ドルと設定)のカーボンフットプリントが530lb(ポンド)。キログラムに換算すると、240kg。 つまり、車で通勤している人が、自転車通勤を始めるために自転車を購入すると、その時点で二酸化炭素240kg分の負債を負ったことになる。 この負債を完済するためには、車の通勤の替わりに、どれくらいの距離を自転車で走ればいいのだろうか? Daveさんによれば、アメリカ人の典型的な食事をすると仮定して、約640km走れば、完済することができるんだと。 640kmなら、自分の場合は自転車通勤の2ヶ月で走る距離。

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(通勤路Aの風景)
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(通勤路Bの風景)

それでも6年間の自転車通勤で25000kmほどを走り、メンテナンスにも結構お金がかかったけど、Daveさんによれば、自転車のメンテナンス費用は自動車の約16分の1なので、心配には及ばないとのこと。 これをきっかけに、色々な商品、特に燃料となる食料品の『カーボンフットプリント』にも気を配ろうかなあ。