病気したのをきっかけに片道約9㎞の自転車通勤を始めたのが平成19年の12月初旬だったので、この度、10周年を迎えた。 始めた時は「数年も続くかな?」と思ったが、予想外に長く続いている。
それはおそらく、「北バイパス」が主な通勤路だったからではなかろうか。
正式には「国道3号線」でもある「北バイパス」には車道の両側に比較的広くて路面の良い歩道が完備されていて、快適に自転車を走られることができる。
しかも途中には、白川を渡る橋があり、
豊肥線と県道337号線を越える歩道橋があり、
長い坂もありで、
それなりに変化に富んでいる。
もちろん、色々な危険もあるので、
それなりに注意をしながら、特に歩行者やジョガーには気を遣いながら、
時には北高の学生さんや陸上自衛隊北熊本駐屯地の隊員さんとの、
抜きつ抜かれつのバトルと発展することも・・・。
また、沿線には背の高いビルが少なくて眺望も届き、立田山の西から北にかけての山麓の自然を肌で感じながら、四季折々折の変化を楽しむことができる。
晩秋から冬にかけての、特に帰路は陽が落ちて、
空気は冷たくなるけど、
ちょっと寄り道をすればまた違った雰囲気の紅葉や
クリスマスのイルミネーションも楽しむこともできる。
片道約30分、家庭でのもめ事や職場でのストレスで乱れた精神状態をリセットするのに欠かせない時間となっている。
ただし、ちょっとだけ煩わしいのは、パンツの履き替え。 堅くて小さいロードバイクのサドルは、たとえ30分でも通常のパンツでは不快なので、通勤時はズボンの下に、パッド付の「インナーパンツ」を履いている。
このインナーパンツは逆に歩き回るとパッドで股ずれを起こしかねないので、朝、自宅でインナーパンツを履いた後は、職場に到着して脱いて普通のパンツを履き、、仕事が終わったら普通のパンツを脱いでインナーパンを履き、帰宅したらまたインナーパンツを脱いで普通のパンツを履いてっていうのが、ほんと煩わしいんだよねぇ。
ともあれ、1年間に概算で約4千キロメートルの距離を自転車通勤で走っており、10年で約4万キロメートル走ったことになる。 地球の1周が約4万キロメートルなので、地球一周かぁ。
塵も積もれば山となりますな。