8月も、もう終わり。たまには家庭サービスしないと、と女性陣(母・嫁・娘)を引き連れて南阿蘇へ。
昼飯を食った後、竹崎水源に連れて行き、アスペクタの近くの『夢しずく』へ。女性陣がゆったり風呂に行っている間に、トランクに詰め込んだ折りたたみ自転車を取り出す。
坂を上って、『ボンジュール・プロバンス』を過ぎ、杉木立を抜けると右側に奇岩の群。
そこからちょっと上がると、ひとつめのパワースポット『恐ケ淵(おそろしがふち)』
渓流のせせらぎを聴きながら100mほど上る。
行き止まりの滝つぼが、所謂、『恐ケ淵』らしい。
看板によると・・・ その男はこの淵の主、婆蜘蛛の恐ろしさを知らなかった。 ある日、釣りをしていると向こう岸から蜘蛛が泳いできては、角結びの草履(足の親指と人差し指の間にはさむ結び目の所が角結びの草履。マムシ避けになると言われている)に糸をかけ始め、みるみるうちに太くなった糸に引き込まれそうになったので、うすきみわるくなって逃げ帰った。 以来、この淵に行く人々は角結びの草履を履かなくなり、ここを恐ヶ淵と呼ぶようになったという。 ・・・あな恐ろしや! 婆蜘蛛が現れる前に次のパワースポットへ。 来た道を戻り、夢しずくを過ぎてもまだ下り、さらに数百メートル下って左折する。ところが、しばらく進むと、GPSの簡易ナビ機能で設定した道は砂利道になってしまい、仕方なく押して進む。やれやれ・・・。
『南阿蘇カントリークラブ』の近くになってやっと舗装道となり、坂道をえっちら登っていると、道端でミヤマクワガタが日向ぼっこをしてござった。
路傍に避難させて、また坂道を登って、アップダウンになって、目印となるところまで来たので、ガードレールの向こうに目立たぬように自転車を折りたたんで駐輪させ、ロックする。
ちょっと事情があって藪を進んで、山道に出て10分ほど登り、道から左に逸れる。
これからは20分ほど沢登りをしないといけないらしい。
途中には水場らしき場所も。
ところがこの沢登りが予想していたよりも過酷で、今朝方に降ったと思われる雨の影響で苔むした岩場がとても滑りやすい。やっと『大かえで』まではやって来た。
もう、この辺りになるとパワースポットの影響か、ピンとも会わなくなっておる! そしてその先の岩場の上りがどうしても越えられない。すでに汗びっしょりで、予定の時刻も過ぎている。思案していると、アブかブユかブンブン飛び回るので、ここで無念の退却!やっぱりガイドが必要なんだろうか? 沢下りは登りよりさらに大変で、膝がガタガタになりながら戻り、山道を下り、藪を抜けて、道に出る。 目指した『免の石』にはとうとう達することはできなかった。
また秋にでも挑戦するか・・・。
来た道を戻って、『夢しずく』へ。
500円の日帰り入浴を堪能した女性陣を乗せて帰路へ。 本日の走行距離:13.7km 家に帰ると、両側大腿が筋肉痛であった。