このブログを通じてお知り合いになったおっさん達が集まってどこかへ行こうとすると、どういう訳か雨模様になる。 どうも、二人まではOKだけど、三人以上集まると今のところ100%雨模様。 今日は、北外輪山の、かぶと岩あたりから内牧方向に突き出した『鼻』である田子山(たんごやま)に皆で上り、景色を眺めながら、ブッチャーKさんの『究極の阿蘇バーガー』を食する予定であったが、願いも空しく、昨日から雨。 我が家の玄関先の睡蓮も雨に濡れて花を咲かせている。
計画を変更し、ブッチャーKさん宅でバーガーをいただき、その後、『室内ローラー台体験会』でもやろうと言う事になる。 午前9時半過ぎ、車載で出発。小山のみきともさん、大津のKenさんの自転車を詰め込み、三人で阿蘇・坊中のブッチャーKさん宅へ。
やがてBenbowさんがペプシンさんをひろって車載で到着。Benbowさんが最近手に入れた三本ローラー台のお披露目となった。
「わたしもローラー台の上で自転車漕いでみたいなあ。でも難しそうだなあ・・・。」と思っていると、ペプシンさんが「わたしは『護王さまの杉』を見に行きたい・・・」と言い出した。今なら雨も上がっているし、自転車は皆持ってきているし、究極の阿蘇バーガーも腹を空かせた方がより美味しかろうと、皆で出撃。
ブッチャーKさんの先導で、スタート。地元の人しか知らないような道を進む。
まずは『長善坊の公孫樹』。
でかい!黄色く色づく頃にまた来なくては・・・。阿蘇の坊中というところはお寺が沢山あり、面白い歴史のある街。散策路も整備されているので、いつかゆっくり廻ってみたい。 それからミニ・ヒルクライムへ。 今回が復帰ライドとなるKenさんも、早朝ポタでのリハビリが効を奏して力強いペダリングでブッチャーKさんの後を追っている。
阿蘇パノラマラインに出て、さらに上がる。
しばらく上って坊中キャンプ場の先から左折。しばらく下って、『阿蘇みんなの森』に立ち寄る。
ここは昭和60年の全国植樹祭が行われたところで、綺麗に公園化されている。
その中心部には、昭和天皇が植樹をされた3本の杉が30年足らずのうちに大きく育っている。
そうそう、今日は、Benbowさんが最近購入したサイクロクロスAuthorの「Betty号」の皆へのお披露目も兼ねておった。
そこからSECOMのHDセンターを経由して『護王さんの杉』へ。
雨は上がっているが、外輪山は雲で覆われており、今日の『ラピュタで会おう2013』はどうだったのかなあ?
ブッチャーKさん宅へ戻る途中にもうひとつ、『踊山神社』を訪ねる。
杉木立の中にある神社で、かつてはここに豊富な水源があったが、昭和30年頃に涸れてしまったとの事。 この神社は元々子どもの驚風(きょうふう・けいふう:通称『スジ』:ひきつけの事)のための神社だとか。これからの梅雨時、自転車に乗れない日が続くと、われわれもひきつけを起こすおそれがあるので、皆でお参りする。
この頃から小雨が振り出し、逃げ込むようにブッチャーKさん宅へ。 そして・・・ さあ、お待ちかねのバーガータイムの始まり始まり。
ペプシンさんからのサラダの差し入れも。
皆で乾杯し、
『究極の阿蘇バーガー』を食べる。
うーん、やっぱり優しい味。近くのパン工房『豆の木』のトマリさんが朝から焼いてくれたバンズと、カルキフーズの特選お肉との絶妙のバランスの上にトマトとレタスとチーズが口の中で交ざり合い、幸せな気持ちになる。 ペロッと2個食べると、話題が壁にかけてあるギターに移り、ブッチャーKさんの手へ・・・そしてワンマンショーの始まり始まり・・・
それまで、ブッチャーKさんの風貌および阿蘇弁コテコテの語り口調から、ブッチャーKさんがギタリストである事に一抹の疑念を持っておったが、ブルースからジャズ、ロック、ジプシーギターからクラシック、果ては演歌まで・・・いやはや、お見事な演奏であった。 ブッチャーKさん、『エアーギターじゃ?』って疑って御免なさい! あきらめていたライドも短縮版だけど走行できて、究極の阿蘇バーガーを食って、素敵なギター演奏も聴けて、皆、満足満足。
ブッチャーKさん、本当にありがとう!今度は金峰山ライドにご招待するからね!
帰りは大津でKenさんを降ろし、やっぱりいつものようにエスプレッソをご馳走になり、
小山でみきたかさんを降ろし、
帰り着いたのは午後6時近かった。 皆さん、お疲れ様!! 本日の走行距離:12.8km