くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

嗚呼!哀愁の子別峠

山国の日本、峠は数あれど、これほど悲しみを漂わす名前の峠はないのでは?字面から言っても『野麦峠』なんて、目じゃない。しかも、その『子別峠』、自転車乗りにとってもなかなかの難所で、県内の峠でも5本の指に入るという。 いつかは登ろうと思っていたけど、今日、『第2回 五家荘集合サイクリング』というのが行われ、Benbowさんが参加されるので、また、彼を誘って、途中まで一緒に行く事になる。 午前7時過ぎ、久しぶりのカーボンロードバイクで出発。いつものように水前寺公園→出水ふれあい通り→浜線バイパス経由で集合場所の、めど町橋へ。

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アンパンで栄養補給しているとBenbowさんがやってきて、緑川沿いの道をスタート。

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津志田公園でトイレ休憩の後、右折して県道240号線に上がり、南へ。

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田舎道に入って国道218号線を横断し、県道105号線に入り、登りへ。

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2kmほどして左折し、国道443号に入り、さらに登る。下りに入っていずみふれあいセンターをパスし、左折して氷川ダム展望所で小休止。

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県道52号線を上って県道247号線に右折。

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子別峠の峠道に入る。

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しばらくは緩やかな上り坂だけど、次第に険しくなってくる。

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峠まであと7km。

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渓流沿いの上り坂でせせらぎを聴きながら上る。

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木立の中の道が多く、眺望はあまりよくない。

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あと3km。

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この峠道は劇坂区間と緩やかな区間とが交互に待っていおり、ヘアピンカーブも多い。

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木立を抜けて眺望が開けた所で写真撮影。

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そして峠に到着。

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ひと月ほど前にもここを登ったBenbowさん、笑顔で到着。

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『子別峠』と書いて、『こべっとう』と読む。 7~8才の子どもを奉公に出すのは、さぞ辛かろう。

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さてこの峠から右折すると端海野(たんかいの)を経由して大通峠から氷川方面へ降り、当初はこの道を帰るつもりであったが、折角だから人吉・相良方面へ左折しBenbowさんと一緒にイベントの集合場所、五家荘自然塾を目指す。

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少し上って、長い下りへ。山の斜面が急峻で、所々、崖崩れも起こっている。

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長い長い下りの後、国道445号線に突き当たり左折。上りに入る。

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五木川ダムを過ぎる。

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途中、落石で迂回路なども。

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この後、県道52号線に入り、五家荘自然塾を目指すつもりであったが、地理に詳しいBenbowさんの判断でこのまま国道445号線を北上する。ここの上りは結構脚に来る。

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前方50mほどに数頭の鹿を発見したが、あっという間に急峻な木立の中に消えてしまう。鳥の鳴き声に混じってハルゼミの鳴き声も聞こえる。

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平家トンネルを抜ける。

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ひたすら上っていると左手に吊橋が見えてくる。

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橋のたもとに茶屋があるので、立ち寄る。

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五家荘自然塾での集合時間午後1時に間に合うのが厳しくなってきたので、ここで昼食にする。地鶏うどん500円を注文すると、気前の良いプックラおねえさんが、高菜ごはんをサービスしてくれた。

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わたしらがあんまり男前だもんだから、おねさんが、『高菜ごはん、おかわりあげようか?』と優しい言葉をかけてくれたが、満腹になると、後でゲロ吐きそうな気もするので、丁重にお断りし、折角だから、吊橋を渡る。

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渡った先には梅ノ木轟という滝もあるが、少し距離があるので、またいつか。二本杉峠を目指し、さらに登る。

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そこからの斜度は大したことなく、二本杉峠を通過。少しくだると砥用方面が見え始める。

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水場でひと休みし、ボトルの水を満たす。

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あっという間に峠道を降りて左折し、砥用の旧道を走る。

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国道218号線に入り、

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二俣五橋に立ち寄る。

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甲佐を抜けて、コンビニでアイスクリーム休憩をし、Benbowさんが『レアな道』と呼ぶ平成音楽短大近くの道を走り、嘉島の小麦地帯を抜ける。

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江津塘に出て、出水ふれあい通りを走り、水前寺公園の先でBenbowさんと別れ、帰宅。 Benbowさん、付き合ってくれてありがとう。そして五家荘集合サイクリングの集合時間に間に合わなくて御免なさい。 お陰で大変楽しい『哀愁の子別峠』でした。 本日の走行距離:131.2km

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