午前中は明日のプレゼンの準備をして、昼飯の後、午後2時前にクロモリロードバイクで出発。時間もないので熊本市の南区になった富合町の見所をいくつか回ることにする。 いつものように水前寺公園、出水ふれあい通り経由で浜線バイパスに出て、加勢川沿いの道を川下へ。流通団地からの道を左折し、釈迦堂橋を渡りひたすら南下。木原不動尊に到着。 山門の仁王像の『阿吽(あうん)』の阿の像。
そして『阿吽』の吽の像。
木原不動尊は日本三大不動尊のひとつ。
残るふたつは、成田と目黒の不動尊だとか。ここへは、2月28日の大祭に小さい頃一度来たっきりだったが、ロードバイクに乗るようになって、もう10回くらい来るなあ。 不動尊の前の道を先に進んで道なりに登って行くと、突き当りが六殿宮。
朱塗りの楼門が印象的。くぎが一本も使われていないこの楼門は、『天文18年(1549年)に宇土城主名和氏が建てたもので、屋根は入母屋造のかやぶき、その他巧みな手法と複雑な装飾は、室町時代の典型的な建築の様を示している。明治40年に熊本県で初めて国指定重要文化財に指定された』と言う。
神社の参道を北へ走り、県道38号線に突き当たって左折し、しばらく走ると左手に雁回公園の看板。
折角だから寄り道してみる。・・・がこれが意外に急坂でちょっとしたミニ・ヒルクライム。
『ミニ・ラピュタ』とでも言いたくなる様なヘアピンカーブもある。
背中が汗ばんでくると公園に到着。
雁回山の西側の中腹の平地を利用した公園でソフトボールなら4面ほどとれそうな球技場がある。
小休止の後、公園からの坂を降り、県道38号線をさらに西へ。国道3号線との交差点を右折し、200mほど進んで左折すると、井樋橋(いびばし)がある。
これは加藤清正が造ったもので、満潮時に海水が上手に逆流しないように観音開きの戸で、逆流防止弁の構造にしてある。
富合町が熊本市に合併されたため新たに加わった『熊本水遺産』のひとつ。いまでも稼動しているそうだ。 その目と鼻の先には、新幹線の広大な車両基地が造られており、井樋橋との新旧の対比が面白い。
そこから国道3号線を北上し、緑川橋の手前で右折し、河川敷に降りる。
緑川橋の少し上流の川の中に『呑吐(どんど)堰跡』を発見。
予備知識がないと、ただの杭と石積みに見えるが、これも清正公の緑川水系の治水事業のひとつなんだそうな。 この河川敷がなかなかいい感じで、あたりには晩秋の風情が漂っている。
緑川の土手に戻り、緑川橋を渡る。橋から見る呑吐堰跡。
川尻の旧道を走り、そのまま近見の旧道を走り、平田町のところから白川沿いの道を走って帰った。
本日の走行距離:45.4km