くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

南阿蘇 名水めぐり

豊富な湧水群を有する南阿蘇。その主だったものを一気に廻ることにする。先日、みきたかさんがレポートした南阿蘇の水源めぐりに触発されたのだ。 旅のお伴は+Cの財津店長。彼と二本杉峠越えをしながら話をしていた時、水源めぐりの話題が出ていたので、すぐに話がまとまった。 運動公園北側の、石原町のセブンで午前8時30分に待ち合わせ。

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ともにクロモリロードバイクで県道145号・熊本瀬田線を大津方面へ向う。

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錦野の交叉点で西原方面へ右折し、500mほどして左折。

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1kmほど走って川を渡り、萌の里方面を目指して坂道を登る。

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途中、ややミスコースしながらも萌の里の下にある揺ケ池(ゆるぎがいけ)に到着。

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池の水面が湧水の勢いで揺らいでいたためこの名がついたそうだが、現在は湧水量が減り、水面は揺らいでいない。そこからもう少し上ると萌の里のところに出る。

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左折してしばらく上って俵山への旧道に右折。さらに上ってゆく。

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ススキが光る中をゆっくり上り、俵山展望所に到着。

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さすがに吹く風が冷たく、10分ほどもすると身体が冷えてくる。上り坂の手前で脱いだウィンドブレーカを再び着込んでダウンヒルへ。県道28号線に突き当たり右折。下り勾配と追い風で気分良く走り、阿蘇望の里 久木野の少し手前にあるパン屋さん、グランツムートに到着。

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少し早いが昼食とし、パンを購入。

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加えてドリンクをオーダーし、店内でゆっくり食べる。

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お腹を満たして、さあ、これから南阿蘇の湧水群をかたっぱしから回る。 先ずは、そのまま県道28号線を東に進み、四季の森温泉センターを過ぎ、2.5kmほど行くと案内板があり、左折。そして右折すると『妙見神社の池』に到着。

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飲んでみようと思うほどではないが、水は綺麗で魚が泳いでいる。 県道28号線に戻り、さらに東へ。500mほどで案内板に従い左折。田舎道を行き、橋を渡ると左側に『竹崎水源』。

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人里離れており、湧水量も豊富。ここはわたしの一番好きな水源。 そこから田舎道を進み、白川沿いの道を行く。

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橋を渡り、さらに川に並行する田舎道を進む。途中から舗装工事前の砂利道の状態がしばらく続くが無事パンクせずに乗り越え、左折して南阿蘇白川水源駅の横を通って旧道を右折。

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数百メートルで白川水源へ。管理費100円を払って水場へ。

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ここは駐車場も広いし観光客に人気がある。財津店長は初めてだとか。 そこから旧道を西に2kmほど行くと左手の駐車場の奥に『明神池名水公園』。

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ここも好きな水源。 そこから数百メートル西へ進み、案内板に従って左折。道をくだり、線路を渡ってしばらくして左折し少し進むと右手に『吉田城御献上汲場』

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比較的小規模な水源。 そこの近くに住むおばちゃんに道を聞いて、少し戻り、吉田城跡から左折して道を下ると、『小池水源』。

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ここへは初めて来た。なるほど水底の水草が美しい。

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そこからしばらく田舎道を進み、旧道に戻って、中松の交差点を右折。100mほど進んだ右側に『池の川水源』。

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交通量の多い道の傍らにあり、訪れる人も多いが、この日は何か番組の撮影らしきものがあっていて、大阪弁の人達が大勢。

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こちらも慌しく、次へ。旧道に戻って西へ。700mほどで案内板に従い左折。突き当たりの左に『湧沢津水源』。

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水の出口のところでは、おばちゃんがサトイモを洗っている。

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生活感あふれる湧水。 旧道に戻り左折。200mほど進んで案内板に従い左折。文字通り、お寺のある坂を下った右側に『寺坂水源』。

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可愛いワンちゃんを洗っているおばさんがいたりしてここも生活感溢れる水場。

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旧道にもどり西へ100mほど進んだ右側に『川地後水源』。

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ここも地域の水場的な趣のあるところ。 案内板に従い、そこから少し上り左折。しばらく進むと突き当たりに小川が流れており、川沿いの小道を上流へ。しばらくすると本日最後の湧水の『塩井社水源』。その名のごとく、塩井神社の境内の奥に神秘的な青っぽい色の湧水池。

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なかなか雰囲気が宜しい。 各湧水で水を飲みまくったせいで尿意を催すが、公衆トイレが見当たらず、仕方なく、湧水からなるべく離れた山道に分け入り、小さいキジ打ち(立ちション)。ホッとして帰路に着く。小川沿いに走り、旧道に戻り西へ。アップダウンを進み、国道325号線に突き当たる前に左折し、栃木温泉方面へ。『鮎返ノ滝』を見に行く。道路からは見えないが、小山旅館のロビーから見えるはず。

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ところが、なんと扉が閉まっておる!本日休館?そんなバカな・・・。仕方ないので、滝の見える場所へ降りる道が旅館の近くにあるらしいので、最寄の坂を歩いて下ってみると突き当たり。諦めかけて旅館のアプローチに留めた自転車を取りに行くと旅館のおじちゃんが出てきて『温泉に来たのか?』と。『いえいえ滝を見に・・・』と言うと、『今、温泉関係の機械の故障で臨時休業中で・・・』と言いながら親切にもロビーに通してくれ、滝を見せてくれた。

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さらには『本当だったら、わたしがご案内せんといかんのだけど・・・』と言いながら、滝がもう少し近くで見える場所を教えてくれた。お礼を言って辞し、教えられたように激坂を下った空き地から、鮎返ノ滝を望む。

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滝の水の落ちる音が鳴り響き、迫力アップ。店長もわたしも満足して、激坂を上り(押して)、もとの道を西へ。長陽大橋を渡り、国道57号線に出て、瀬田へ。下りでは相変わらず工事が進行中。

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そのまま県道207号線を西へ。大津の陣内に入ったところのファミマで最後の休憩。

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さらに県道207号を西へ。途中、白川沿いの道をのんびり進むも、しばらく行くと通行止。県道207号に戻るも、弓削の白川沿いが通行止で県道138号線を運動公園方面へ。県道145号線に入り西へ。

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北バイパスとの交叉点のところで店長と別れる。お疲れ様!

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本日の走行距離:93.7km どういう訳か、GPSのログがよく記録されていなく、廻った湧水の場所の概略だけ・・・。

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本日の名水めぐりを企画するに際して参考にした、『南阿蘇テレビ』作製の湧水マップ。 白川水源、明神池、小池水源の他は駐車場がなく、周辺の道も狭隘なため、湧水群をめぐるのは自転車が一番。ただしトイレは少ないので、名水の呑み過ぎにはご注意を・・・。