数日前、NHKの九州のニュースで、「福岡でミツマタの花が咲いている」と言ってた。
ミツマタなら、確か、美里町で見かけた記憶があったので行ってみることに。
朝6時半過ぎにカーボンロードバイクで出発し、出水ふれあい通りを南へ走って、
画図の田舎道を抜け、中の瀬橋、
めど町橋を渡って、緑川左岸を上流へ向かって走る。
安津(あんしん)橋を渡って甲佐の街中にあるセブンイレブンで小休止後、国道443号線を南下し、小筵(こむしろ)の交差点を左折して1キロほど進んで右折し、国道443号線で坂を上がる。
椿集落の国道沿いに目指すミツマタの花が咲いている。
中国南部の原産のミツマタは古くから日本に入って来ていて、九州の山間部では群生しているところもあるが、ここでは一軒の民家の周囲にざっと30本くらい植えられている。
残念ながら道沿いのものは既に花期が過ぎようとしているが、
若い株のものは今が満開の様で、
一部に赤い色合いのアカバナミツマタも混じっている。
その名の通りに枝が必ず三つ又状に分かれるのが特徴で、
その樹皮は繊維質が強く、
害虫が嫌う物質を含むため和紙の原料、特に日本紙幣の原料として使われており、世界最高とも評される日本紙幣の品質に寄与している。
春の野に咲く花の中では先んじて咲くことから「吉兆」の花ともされ、古くから「先花」、「幸花」として歌にも詠まれてきたミツマタの花を堪能して帰路へ。
国道を少し戻り、中集落から左折して市小野から県道105号線を北上。国道218号線との交差点にできたセブンイレブンで小休止後、道なりに北上して、甲佐町船津からは県道240号線を北上。
城南を抜けて国道266号線に入り、めど町橋からは朝来た道を戻った。
本日の走行距離:62.8㎞