くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

場所換えした六地蔵

今朝は軽めに走る事にして、早朝にクロモリロードバイクで出発し太甲橋を渡って白川沿いを川下へ。

祇園橋を渡って花岡山に登る。

期待した日の出は拝めなかったが、

心地良い朝の空気を満喫して横手方面に下り、

花園町を散策し熊本城三の丸にある熊本博物館へ。

開館時間の午前9時まで、この文章を下書きしたりして過ごし、

65才以上なので身分証明書を提示すると無料にて入場。

常設展示の他、

現在開催中の特設展示「地域の宝もの」等を観て回り、

加藤清正の絵は撮影可

 

屋外展示場へ。

そこには昭和40年頃まで豊肥本線で活躍したSLが展示されており、

その対側に建っているのが「文安元年の六地蔵幢」。

元々、本妙寺の北側の谷間にあった西福寺という寺院の横あたりに建っていたのが、昭和30年代の道路改修時に熊本城内の不開門(あかずのもん)近くに移されていたもの。

7年ほど前に訪れた時の画像

平成28年の熊本地震の際に地蔵菩薩が彫られている龕部から上が落下し、笠石が割れてしまっていた。

不開門周辺は石垣の損壊が激しく、その修復に多大の時間を要し、一帯の立入禁止が長期化する予想のため、貴重な文化財をより多くの人に観てもらうために熊本博物館のリニューアルに合わせて移設された。

幢身には、「文安元年(1444年)」の銘が入っていて、年代の判るものでは県内最古級の六地蔵幢である。

線刻された地蔵菩薩がやっと判る程度

なお、高さも3m70㎝あり、これも県内最大級!

2度の移転を余儀なくされたこの六地蔵幢には、この場所で、博物館を訪れる人を末永く見守ってもらいたい。

博物館からは繁華街を抜けて、

明午橋を渡って帰った。

本日の走行距離:23.8㎞