くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

益城町杉堂の震災遺構

午前6時過ぎにクロモリロードバイクで出発し、県庁を経由して江津湖畔の道に入る。

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6年前の熊本地震の際には生活用水の確保のために湖畔の水源へ何度も通ったことを思い出す。

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広木地区の公園を抜けて、

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震災後一時湧水量が低下した中無田熊野座神社の湧水を経て、

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秋津川沿いの道を走る。

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木山橋の付近の交通止めは相変わらずで迂回のついでに木山神宮に寄ったが、

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鳥居横の六地蔵の再建は未だの状態が続いている。

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その後は木山川沿いを走り、

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県道28号線に入って杉堂地区へと左折し、四賢婦人記念館の東側の、

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潮井水源へ。

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布田川の左岸に位置するこの水源は断層下部から阿蘇の伏流水が湧き出ていて、水源内に鎮座する潮井神社は地区の篤い信仰を受けて来たが、熊本地震ではその断層が震源地となり、

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社殿の前に長さ8mの地表断層が確認された。

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その横方向のずれは最大約1m、縦方向のずれは約0.7mで、断層の露出部分は保存のために一部ビニールシートで養生してある。

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近くには、徳富蘇峰生誕の地を顕彰する石碑が立っていたが倒壊したままとなっている。

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湧水の恵みと断層による震災が表裏一体であることを、あらためて思い起こさせる「震災遺構」である。

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(8年前の潮井水源)

 

帰路は県道28号線を西へ走り、

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(4車線化の先は遠し)
途中から木山往還に入って、

f:id:kumajiki:20220417171309j:plain健軍自衛隊・京塚を抜け、東バイパスで信号待ちをしていたら、

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陸上自衛隊の装甲戦闘車両数台が轟音を響かせて走りぬけて行き、

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現実に引き戻された感じ。

 

本日の走行距離:36.5㎞

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