くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

益城町の断層探訪

今日は一日雨の予報だったけど午前8時過ぎには雨が降り止んで道路も乾いて来た。 雨雲レーダーの予報を確認したら数時間は大丈夫そうなので、午前9時過ぎにクロモリロードバイクで出発。 京塚を経由して健軍自衛隊の東側から旧・木山往還に入ると間もなく益城に入る。

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(木山往還・益城の「猫伏(ねこぶく)石」)

先日、益城の布田川断層帯の谷川(たにごう)地区の、国の天然記念物に指定された断層を見学したが、

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本日は残る2カ所の断層を見学しに、まずは堂園地区へ。

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平成28年熊本地震の際、この地区では畑や道路を横切って、長さ約180メートルに及ぶ横ずれの地割れが発生した。ずれ幅は最大で約2.5メートルにもなった。

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(当時の報道写真より)

被害を受けた畑の畔(あぜ)を、ずれたまま維持できるよう、町は地権者らと相談して同意を得た上で農業や日常生活と両立した保存を進めている。 こうして、元は直線だった畑の畔が寸断されて今ではクランク状となっており、活断層の脅威が一目で解るようになっている。

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(本日はクランク状の畔道が3本確認できた)

堂園地区の次は、すぐ近くの杉堂地区へ。

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布田川が流れるこの地区の

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外れにある潮井神社に行こうとしたけれど

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駐車場からのアクセス道路が生憎、現在工事中。

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潮井神社は一年前に来ているのでその時の画像を使ってご紹介すると、この神社の本殿前には、長さ4メートル、落差70センチの断層が出現し

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社殿の前の「潮井水源」は震災前には水汲みに来る人も多い、特に夏場の人気スポットだったが、湧水量が激減。その後、回復傾向にあるものの、いまだに飲める状態には復旧してないとのこと。た。

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その後は高遊原台地に上がって

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県道206号線や第二空港線の南側を走る道路を走って帰った。

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(益城町役場はいまでも仮庁舎)

本日の走行距離:34.0㎞

益城走行図.JPG