くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

紫陽花なら宇土

熊本では、今年は梅雨入りが遅くなっているけれど、「梅雨」と言えば「アジサイ」なので、宇土市へアジサイを観に行く。
いつものように出水ふれあい通りから画図の田舎道を走って中ノ瀬橋を渡り右折して加勢川の左岸を川下方面へ走り、
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県道182号線に突き当たって左折。
富合を抜けて宇土市に入る。宇土市の市花はアジサイ(紫陽花)で、聞くところによると、平成7年に市民から募集して制定した、とのこと。
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そのためか、市街地ではあちこちに植栽してあるし、玄関先や庭先に植えてある家も多い。
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市街地を抜けて、轟水源でボトルに給水し、
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その周辺を散策。
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その後、坂を上がって白山の中腹をぐるりと回って
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さらに坂を上り、
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阿呆峠を越え、
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予想通りの荒れた道を下り、
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網引集落へ下り、
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網津を抜けて住吉へ。
ここら辺りでもアジサイを植えている家が多く、また、アジサイに因んだ名前を店名にしているものもいくつか目についた。
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お馴染の住吉自然公園のアジサイ園を散策。
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さらにそこから1㎞ほど東にある厳島神社へ。
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ここのアジサイは住吉自然公園のものとは色合いがまた少し違うとのことだけど、残念ながらまだあまり咲いていない。
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さらにそのすぐ近くにある住吉中学校へと坂を上る。
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校庭の一角には、熊本地震後、東日本大震災の被災地・福島県須賀川市の長沼中からここ、住吉中学校に贈られた「奇跡のあじさい」が花を咲かせている。
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福島県須賀川市の長沼地区は震災で農業用ダムが決壊し、民家などに大きな被害が出た。震災から2年後、ダム湖底でアジサイが見つかり、その生育状況から、ダム湖底で60年以上眠っていた種子が発芽した可能性が高いとされている。このアジサイを地元商工会などが「奇跡のあじさい」と名付けて全国各地への株分けを進めている。
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(ネットの画像より:ダム湖畔の「奇跡のあじさい」)
住吉中学校には熊本地震の半年後の2016年10月に株分けされ、同校生徒会の環境委員が水やりなどの世話を続け、翌年には初めての花が咲いた。当初10センチほどだったアジサイは、現在は80センチまでに成長している。
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その後、国道57号線を東へ走って、JR宇土駅に近い西安寺へ。
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ここの境内には、本数はそれほどないが、色々な種類のアジサイが花を咲かせている。
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水やりの世話をしておられる人の話では、今年は梅雨が遅く、アジサイ達が可哀想だと、今朝もせっせと水やりをしておられた。
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ところで、ガクアジサイでは、周りの花びらのように見えるのはガク(装飾花)で、中央の部分が本当の花(真花)であることくらい、わたしでも知っていたが、
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通常のタイプのアジサイは全部が本来の花(真花)と思っていたら、
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実はガク(装飾花)で、それを指でかき分けると、その奥に小さな「真花」が見える。
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これは昨夕のNHK「くまロク」で気象予報士の松永さんが教えてくれるまで知らなかった。
宇土のアジサイを堪能した後は近くのNicoのカレーを堪能するはずだったけど、開店までにまだ1時間以上あるので諦めて、国道3号線を北に走り、川尻からは加勢川沿いの道に入り、
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朝来た道を帰った。
本日の走行距離:66.5km
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