久しぶりに宇土イチ(宇土半島一周)をしたくなったんだけど、宇土半島の海岸を走る幹線沿いには「くまもとアートポリス」の建物がいくつかあるのでそちらも廻る事にする。 朝4時過ぎにカーボンロードバイクで自宅を出発。
出水ふれあい通りから画図の田舎道を走り、中ノ瀬橋から加勢川沿いの道を下流へ走り、県道182号線を南下しウキウキロードを走る頃には東の空が白みだす。
宇土に入り、田舎道を走っていると東の空は朱に染まり、
やがて不知火町の公共施設群の中にあるアートポリスの「不知火文化プラザ(1999年)」へ。
美術館と図書館を内包するこの建物は神秘的な不知火をモチーフにしているとのこと。
近くのセブンイレブンで燃料を補給して国道266号線を西へ走り「道の駅 不知火」の辺りで太陽が顔を出す
。 まだ涼しい朝の空気の中、
気分よくペダルを漕いで、ひたすら西へ走って三角港へ。
三角港の「アートポリス」と言えば、通称「海のピラミッド」の「三角港フェリーターミナル(1990年)」がとても印象的で、いつも三角港に来るたびに眺めている。
しかし、その100mほど東に「海の交番」とでも呼ぶべきアートポリスの「漁業取締事務所(1998年)」と言うのがあるのを今回初めて知った。
調べてみると、「水産資源の回復と漁業者の安全・安心な操業を図るため、漁業法、水産資源保護法、熊本県漁業調整規則等に基づき、漁業違反の未然防止と漁業違反者の取締を行っている」とのこと。
建物の前の桟橋に停泊しているのが取締船の、中央が「あまくさ」、右奥が「ひご」、そして左側の小さい「ひかり」って言うのが「白バイ」ってところか。
これらの船の取締りの様子を想像しながら三角港を後にして、坂を上って国道57号線に入り、三角西港へ。
一週間ほど前の地元紙で、ここのリュウゼツランが50年に一度の花を咲かせていると書いてあったので、「龍驤館(りゅうじょうかん)」の方へ進んでゆくと、
その脇に植えてあるリュウゼツランから花芯が屋根のところまでのびて
花らしいものが咲いている模様。
回り込んで近づくと、下の方の花は散っている模様で、
一番上の所が開花しており、多くの虫が匂いに集まってきている。
花を咲かせるとその株は枯れてしまうそうで、所謂「死に花」を咲かせたリュウゼツランを少し可哀想な気持ちで眺めて
再び国道57号線を宇土方面へ。
路側帯のイボイボを避けながらしばらく走って「宇土マリーナ」へ。
ここの「宇土マリーナハウス(1998年)」は「マリーナの管理運営機能にマリーナパークへ研修などに訪れる人々のための機能を加えたもので、海を近くに感じられるようにドックシステムを望む位置に配されている」とのこと。
内部に入ると面白い構造をしているが、
ここの2階のオーシャンビューの貸店舗部はなかなか長続きしないのが残念。
この辺りで午前8時を過ぎ、
早くも陽射しが強くなってきたので、57号線をビャンビャン走り、
住吉神社の所から左に折れていつものように農免道路、次郎兵衛橋、平木橋と進み、
緑川沿い、加勢川沿いと走る。
中の瀬橋を経由して画図の田舎道から出水ふれあい通りを走って帰った。
本日の走行距離:97.9㎞