くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

しつこい虫の対処法

夏場に山間の道を自転車で走っていると、しつこく顔にまとわりついてくる虫がいる。 坂を下っていて、速度が出ている時は大丈夫だけど、坂を上っていて、速度が時速10kmくらいを下回ると、とたんにまとわりついてくる。 虫の名前は「ヒゲブトコバエ」(『ご近所の小さな生き物たち』より)。

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(確かにヒゲが太い)

この虫、人の黒目を目がけてまとわりついてくるので、「クロメマトイ」との別名もある。 たいていは、手ではたくと諦めて追いかけるのを止めるが、先日、「一の峰」に上る途中では10匹くらいが、かなりしつこくまとわりついてきた。 どうしたら予防できるか、ネットで調べたら、ハッカ油が効くらしいことが判った。ただし、ハッカ油の原液では皮膚に刺激が強いとかで、アルコールや水で薄めてスプレーする方法がいくつか紹介されている。 簡単なレシピーだけど、薄めた分、効果が弱かったり、揮発してしまって何度かスプレーしないといけなかったり、ちょっと面倒そう・・・。 (参照:「ハッカ油で作る自家製虫よけスプレーの作り方」) そこで一計を案じ、ハッカ油の原液をヘルメットに塗ってみた。

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塗るところは、ヘルメットの、額の部の下のところ。

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長さ約15cm、幅約2cmほどの帯状に指でうっすらと塗って、ヘルメットを被ってみると、目の周囲がほんのりスカッとする感じで、そんなに強い刺激感もない。 効果があるかどうか、金峰山方面で調べることにする。 午前10時頃までには帰ってこないといけないので、午前6時頃シクロクロスバイクで出発。あら?道が濡れている。青空も見えるものの、目指す金峰山方面は雲がかかっている状態。

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行けるとこまで行ってみる。 島崎の岳林寺を経由。

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鎌研坂を上る。 この坂の所々を麹川が流れている。

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特にその付近ではヒゲブトコバエの攻撃を受ける。今日も案の定、写真を撮っていると攻撃開始。ところが、何としたことでしょう(ビフォーアフター風ナレーション)!ヒゲブトコバエは一瞬、顔を覗き込むものの、すぐに離れてゆく。数匹が同じような行動を繰り返した。 そして、もう一か所、坂が川を横切っているところでも、同様の反応。まったくまとわりついてこない! やがて、県道1号線に合流して、峠の茶屋へ。

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目指す金峰山は灰色の雲に覆われている。 そこで、県道101号線へ右折して、もうひと上りしてJA芳野の交差点へ。

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雲が迫ってくるので、そのまま県道101号線を進み、下りへ。しばらく走ると、東側には雨雲があまりない。

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そのまま下って、立福寺(りゅうふくじ)へ降り、今度は、立福寺川沿いに、また上る。

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途中、再び、ヒゲブトコバエが顔を覗き込むけど、ハッカ油が効いてるらしく、やはり飛んで行ってしまう。 その事を確認して、左の頬でニヤリとしてUターン。硯川のセブンイレブンで休憩をして、ゆうかファミリーロードに出て、南へ。

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久しぶりに、フードパルの丘の麓にある、五丁の妙見(上古閑妙見)の湧水へ。

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以前来た時より、かなり湧水量が増えている感じ。

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冷たい水で喉を潤し、続いて、瑞巌寺跡へ。

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近くを流れる西浦川沿いに走る。

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しかし、ここではヒゲブトコバエと遭遇する前に川沿いの道は行き止まりとなり、丘へ上がって、西バイパスの工事現場に沿って走っていると、「コロボックルの森・ツリーハウス」なるものがある。残念ながら、関係者以外は立入禁止。

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それからしばらく走ると、小萩園への上り道に突き当たった。

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坂を下って、ふたたび、ゆうかファミリーロードに入り、花園の先で左折して、上熊本に抜け、朝来た道を帰った。

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(県立体育館の裏で見かけた花。モミジアオイというらしい。)

家に帰って、ヘルメットの額の下の部分に鼻を近づけると、まだスッキリ感が残っていて、これなら防虫効果もまだまだありそう。 ハッカ油はドラッグストア等で20mlが500~1000円程度で購入できるので、山道で虫にまとりつかれるのが嫌いな人は、一度お試しあれ。 本日の走行距離:44.8㎞ 走行図は、GPSロガーの接続コードを嫁がゴミ出ししてしまったので、表記できず(涙)。