くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

されどサコッシュ

昨年の第1.5回自転車市庭の「自転車川柳」の賞品でもらったサコッシュ。

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シクロスのひろえさん、千鳥饅頭さんがプロデュースする「TOMOKABAN」というブランドの「sacoche for」という製品である。

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商標からすると「iPadが横に入るサイズ」というコンセプトみたい。

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久しぶりに河原町繊維問屋街にあるシクロスを訪ね、ひろえさんにお話を聞くと、デザイン性と使いやすさを追求して作ったとのこと。

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詳しくはTOMOKABANのHPに譲るが、特に内ポケットのデザインとかマグネット式のボタンなどに作る側のこだわりがよく分かる。 色々なサコッシュとともに、sacoche forのプロトタイプとも呼ぶべき試作品も含め、製品化に伴う苦労話を色々と聞かせていただいた。

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ひろえさん、お邪魔しました。 サコッシュとは、自転車ロードレースの、距離が長いような場合、補給食を入れて選手に配られる布製の袋のことである。

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"sacoche"って綴るくらいだからフランス語なんだけど、調べてみるとフランスで"sacoche"と言えば、日本の自転車乗りが思い浮かべる「サコッシュ」ではないことが分かった。 特に自転車用品では、フランスでは"sacoche"と言えば、自転車の車輪の横に装着する「サイドバック」型のバッグのことを言う。

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そして、日本で言うサコッシュの事を、フランス始め西欧諸国では、"Musette(ミュゼット:「袋」の意味)"と呼ぶ。 どうして日本でだけ「サコッシュ」って言うようになったんだろう・・・? さて、その日本で言う「サコッシュ」。サイクリングの時のバッグとして最適そうなんだけど、しばらくペダルを漕いでいると袋の部分が重さでお腹側に動いてきて膝に当たるようになるのだ。

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ロードレースの時のように、補給食を配って、自分の分をポケットに入れるなどに要する1分前後の時間ならいいけど、長い時間となると、背中の方に回しても、しばらくするとまたお腹の方に動いてきて、膝に当たりだす。 ところが、最近、ひろえさんのブログで、「sacoche for」のベルトのクリップの便利な使い方が乗っていて、これなら背中に固定できることが分かった。 そこで、先日の、五家荘・巨乳美女探索ツアー。泉村を過ぎたら五家荘界隈では食料の調達が難しそうなので、sacoche forに食料を入れた行ったところ、大変快適に140kmを走破することができた。 実はサコッシュはもうひとつ持っている。

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反対側は、ちょっと恥ずかしい。

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BiciclistaのMUST Bag!というものだけど、ポリエステルでできており、軽くて、畳んでも皺になりにくく、ジャージのポケットに丸めてつっこんで出かけることが多い。でも使うと前述したようにお腹側に動いて膝に当たりだすので、袋の位置を何度も背中側に動かさないといけない煩わしさがあった。 そこで、今回の経験を基にして、袋の部分とベルトの部分を繋ぐことを思いついた。 繋ぐのに使うのは、自転車通勤時、風が強いときに帽子を襟に繋いどく物。ナイロン製のバネ状の部分は10cmくらいしかないけど、延ばすと50cmくらいになる。

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それでも少し短めなので、袋の近くのベルトに付けておく。

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サコッシュを襷がけにしたら、のこりの端のクリップをベルトに装着する。

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実際に装着してみたけど、使えそう!

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ところで、昨日からの雨で熊本市内の桜も散ってしまいましたな。

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(帯山西小学校裏門)