注意!以下のレポートは平成24年のものです。熊本市街地の最新の駐輪場の状況については熊本市のHP等を参照してください。
平成23年5月に熊本市中心街の駐輪場について、このブログでレポートした。 当時、白川公園で行われていたイベントの最中に思い立ち、自転車で1時間ほどかけて主な駐輪場を廻り、写真を撮ってレポートしただけのものだったが、意外にも数多く(一年間で数千回)閲覧されており、「参考になった」とのコメントも頂いた。 ところが、それから僅か一年後の、平成24年6月1日をもって熊本市中心街の駐輪場が大きく様変わりした。そこで新たにレポートする。 熊本市の広報によると、中心街に用意された駐輪スペースは自転車・原付・自動二輪あわせて22箇所。既存の駐輪場の一部に加え、民営の駐輪場が新設され、多くの駐輪場で、2時間まで無料。それを超えると有料(自転車は100円で4~12時間、原付は100円で4~6時間、自動二輪は100円で60~90分、いずれも繁華街の中心地ほど高い傾向)となる。
これらの駐輪場の空き情報は、熊本市のHPから確認することもできる。
これらの駐輪場を、本日廻った順に、「通丁筋の電車通りより北側」、「通丁筋の電車通りから銀座通り」、「銀座通りより南側」の3ブロックに分けて報告する。 まず、「通丁筋の電車通りより北側」。
①は「熊電藤崎宮駅前駐輪場」
自転車200台、原付88台を収容。ここは以前と変わっていない。利用時間は午前6時30分~午後11時。自転車で1回100円。原付で150円。2時間以内無料の制度は無し。月の定期券もあり、はっきり言って、熊電を使って通勤・通学を行う人用。 ②は「くまもとまちなか駐輪場 草葉第1」自転車159台、原付167台収容可能。24時間営業。 以前からあった駐輪場が民営に移行したらしい。細い路地で、国道3号線の白川公園の横断歩道橋のところに路地の入り口がある。
新しい駐輪場の使用法は基本的に自動車用の駐車場の場合と同じ。 閉まっている「入口」の扉の手前のセンサーに車輪が進むと、発券機がしゃべり出すので、発券ボタンを押し、駐車券をとる。自転車・原付併用の駐輪場では、それぞれのボタンがあるので注意。券を取ると扉が開く。
出てきた駐車券。ここにも「くまモン」がいる。
車輪止めが用意されている。チャイルドシートや大きな買い物かごを装着した自転車のために車輪止めのないスペースを用意している所もある。 この車輪止めだが、ロードバイクのようにタイヤが細いと安定が悪かったり、ホイールが傷つく可能性がなきにしもあらず。
駐輪したら、人用の出入り口が用意してあるので、当然ながらそちらを利用する。
空気入れも用意されている。
ただし原付用の米式と、自転車用は英式のみ。 さて、出庫の時も自動車の駐車場と同じで、出口の扉に近づくと
清算機がかってにしゃべり出すので、
券を入れて清算して扉が開く。
なーんか高級感がありますな。 さてさて、駐輪場の紹介を続ける。 ③は「くまもとまちなか駐輪場 城東」自転車281台収容可能。24時間営業。 上通りのアーケードがなくなるところからオークス通りに抜ける細い路地に以前からあった。
④は新しくできた「くまもとまちなか駐輪場 草葉第2」自転車184台収容可能で、24時間営業。 パルコ駐車場の裏の路地。
⑤は「パスポート24水道町本店」で大型バイク15台収容可能。24時間営業。
⑥は「くまもとまちなか駐輪場 ぱーくすりー」自転車233台収容可能。24時間営業。 以前からあったビル駐車場の1階部分が改装されて駐輪場となっている。自転車用の出入り口は東側。
⑦は「市営 上通駐輪場」自転車650台収容可能。24時間営業。 ホテル日航熊本の裏。
ここは車輪止めの形状が少し違う。
一部二段駐輪になっており、二段駐輪の部分は屋根付き。
次は通丁筋の電車通りから銀座通りの区間
⑧は「市営 庁舎北側駐輪場」自転車200台収容可能。24時間営業。
市庁舎の駐輪場だけに、平日は多そう。 ⑨は「市営 庁舎地下駐輪場」自転車50台収容可能。24時間営業。
ここも平日は多そう。 ⑩は市役所の南側のビルにある「市営 熊本市駐輪場」自転車365台、原付405台収容可能。24時間営業。
ここも多そう。この日は「空」のサインが出ていたので試しに入ってみたが、内部は以前の通り。ここは車輪止めがないのでスタンド付きの自転車でないと駐輪しにくい。人用の出入り口には事前清算機が設置してある。
⑪は「くまもとまちなか駐輪場下通1丁目」自転車407台収容可能。24時間営業。 下通りダイエーの北側にある。
⑫は「鶴屋百貨店駐輪場」自転車270台、原付100台収容可能。専用エレベーターで昇降する。 営業時間が午前8時~午後9時(午後8時まで入庫)。以前と同様の料金システムで、自転車1日100円、400ccまでのバイク1日200円。鶴屋での買い物2100円以上のレシートで当日分が無料となる。
⑬の「安政町駐輪場」自転車90台収容可能も鶴屋の駐輪場と同じシステム。
最後は銀座通りから南の区域
⑭の「熊本交通センター裏駐輪場」自転車80台収容可能は唯一の完全無料の駐輪場。24時間営業。案の定、無法地帯となっており、奥の自転車はどうやって出るの?と言う感じの状態。
⑮は「市営 辛島公園地下駐輪場」自転車470台、原付316台、大型バイク50台収容可能。利用時間は午前7時~翌日の午前1時。
ここには入れたことがないので、試しに入ってみたが、同じシステムになっている。一部二段駐輪となっていて、下は満車だったので、初めて二段部に入れたが慣れないと結構大変。
⑯は「くまもとまちなか駐輪場新市街第2」自転車219台収容可能。24時間営業。
⑰は「くまもとまちなか駐輪場新市街第1」自転車482台収容可能。24時間営業。
⑱は「くまもとまちなか駐輪場シャワー通」原付128台収容可能。24時間営業。
⑲は「くまもとまちなか駐輪場下通2丁目店」自転車354台収容可能。24時間営業。
⑳は「くまもとまちなか駐輪場銀座通り」自転車368台、原付81台収容可能。24時間営業。周囲を風俗店に囲まれた甘いムードの駐輪場。ここに駐輪する男は、ポン引きの甘い言葉に惑わされない強いハートが必要。
21は「下通1丁目駐車場」で大型バイク10台収容可能。24時間営業。
そして最後、22が「くまもとまちなか駐輪場銀座プレス」自転車182台収容可能。24時間営業。
ビル駐車場の地階の一部が駐輪場となっている。
写真を撮って廻るのは簡単だったが、レポートするのは大変だったぁ。