わたくしめの仕事の一部の業界(産業保健)では、11月は「過労死等予防啓発月間」となっている。
これは平成26年11月に施行された「過労死等防止対策推進法」によるもので、県内でもこの時期に講演やシンポジウムなどが開催される。
一方、先日、地元のケーブルテレビ局の番組を見ていたら、11月は「計量強調月間」なんだそうな。 なんでも、平成5年に現行の計量法が施行された11月1日を「計量記念日」としており、11月は全国で計量に関する啓発活動が行われ、熊本でも「計量フェア」と言うのがあるそうなので行ってみる。
朝、職場で用事を済ませた後、日田街道を北上し、折角なので「タンドルマン」に寄って少し高め秋の味覚を堪能。
そのすぐ近くの「くまもと農業公園カントリーパーク」では、この週末「くまもと農業フェア」が大々的に開催されており、
その中の85団体が出しているブースのひとつで「計量フェア」をやっている。
「きっと閑散としているのでは?」との予想を覆して、開場直後なのに「計量フェア」のブースには、もう行列までできている。
ブースでは、お菓子の重量当てゲームやら、
時間(10秒)当てゲーム
など多くの人でワーワーと賑わっている。 その他、このブースを主宰する「熊本県計量協会」の紹介とか、計量の歴史や関連法規、色々な計量機器の検定や定期検査などを解説するパネルが展示されており、
通常はそんなパネルなど読むような事はしないが、最後の「計量クイズ」の問題が、そのパネルを読まないと判らないような問題ばかりなので、
図らずも、皆、詳しく読んでしまう。
最後の問題である、「ひとつだけ重さの違う物はどれか?」を終了し、
答え合わせをしてもらって賞品をいただき、「計量フェア」のブースを出た。 これまでは「計量」のことはあまり意識せずに毎日生活していたが、商店の重量計とか、タクシーのメーターやガス・水道などの計量器については定期的に点検を受けるように義務付けられている。 確かにスーパーで買った肉の重量表示より実際の重量が低かったりすれば腹が立つし、お店の信用も失われるだろうが、
こと、自転車のパーツに限っては、実際の重量が表示されたものより軽いと、逆に少し嬉しいだろう。
こんな風に「計量」の事について、若干深く勉強させられた訳だが、我が身を振り返ると、何か日常的に測っているものは、毎日の自転車通勤の際の速度とか、
サイクリングの走行距離、それに季節柄、規則によって就業前の体温くらい。
これからは「計量」の事も頭の片隅に残しておこうと思いながら農業公園を後にした。
本日の走行距離:計量し忘れた!