ロードバイクのチェーンを交換する
今年の梅雨はよく雨が降る。サイクリングができないのでメンテナンスをする。
わたしのロードバイクは購入から2年経ち、2000km以上を走っている。チェーンチェッカーで調べるとそろそろ交換時を迎えるので、この際、交換することにする。
コンポーネントが105なので、アマゾンから、「SHIMANO 105、 CN-5701 チェーン 116L 10-Speed」というのを購入。
昨年の105のリニューアルとともに105用のチェーンもリニューアルされ、それまでの105用のチェーンと違って「裏表(というか、内外)」があり、リンクの形が少し違う。うっかり間違えて反対につけると、ギアの変換性能が悪くなるらしい。
ロードバイクのチェーンを交換するのは初めてだし、これまでにクロスバイクのチェーンを一度交換したことがあるだけなので、事前にネットで交換法をよく勉強しておく。
新しいチェーンでまずすることは油落とし。防錆のグリスをコーティングしてあるので、これを取らないとゴミを吸いつけて、とても汚れるらしい。綺麗にするには色々方法があるが、パーツクリーナーを使うことにする。ビニール袋に新しいチェーンを入れてパーツクリーナーを噴霧。
ジッパーを閉めてクチュクチュすると、思いのほか洗浄液に汚れのような色がつく。
これを数回繰り返すと洗浄液も綺麗になってきた。
チェーンを取り出し、ペーパータオルで洗浄液をふき取り、乾燥を待つ間、チェーンの長さを考える。というのも、通常のチェーン交換は、ついているチェーンと同じ長さ(リンク数)に揃えればよいのだが、わたしのロードバイクは先日、リア・スプロケットを歯数の多いものに換えたので、果たして元のチェーンのリンク数でよいのかを考える必要があるのだ。
Shimanoのリア・ディレイラーの説明書によると、チェーンの長さの決め方は2つある。
ひとつめは:フロントを最大ギア、リアを最小ギアにした時、ガイドプーリーとテンションプーリーが地面からの垂直線上にあるように設定する。
ふたつめは:リア・ディレイラーに通さず、フロント・リアとも最大ギアにかけて、リンクふたつ分(リンク数が奇数になったときは、もうひとつ)足して設定する。
さらにもうひとつ、「自転車探検!」という、自転車の百科事典のようなサイトに、「前スプロケット軸(クランク軸)と後スプロケット軸(後輪軸)の芯間距離、前スプロケット最大歯数および後スプロケット最大歯数を入力すると、 チェーンのリンク数が出る」、という「リンク数計算機」があるのでこれを利用してみる。
この結果、必要リンク数は105個で、奇数なので1足して、106個がよいことがわかる。
交換前のチェーンのリンク数を実際に数えてみると、106個で、かつ、現状でShimanoの説明書に書いてある長さ決定法の1番目の条件を満たしているので、新しいチェーンのリンク数も同じ「106個」に決める。
古いチェーンを取り除き、前後のスプロケット、ディレイラーを綺麗にする。
新しいチェーンの長さをリンク数106個にし、リア・ディレイラーの部に注意して(ここが最大の注意箇所!)チェーンを通し、後輪・前輪のギアに通して、チェーンを結合する。
チェーンから飛び出たコネクティングピンの案内部分をカットし、チェーンに潤滑油を塗って作業を終了。
スプロケットもチェーンも綺麗になって満足、満足。