くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

金峰山周辺の「山の神」めぐり

早起きしてカーボンロードバイクで出発し、金峰山方面を目指して明午橋を渡り、

藤崎八幡宮の参道から県道1号線、県道31号線を走る。

朝焼けの中、硯川から坂を上がって、

吉次峠へ更に坂を上る。

峠の先からは道を左に折れ、ヒグラシの鳴く中、三の岳中腹を走る。

さて、金峰山では彼方此方に「山の神」を祀ってあるが、大きく分けると2種類の神様があるようだ。

ひとつは金峰山の一の岳山頂にある「金峰山神社」で見られるような「金剛蔵王大権現」を祀ったものと、

もうひとつは「古事記」や「日本書紀」に書かれた「大山祇(おおやまつみ、「大山津見」や「大山積」と書くことも)」や、その娘の「石長比売(いわながひめ)」,「木花開耶(このはなのさくや)」姫を祀ったものである。

そして本日、最初に訪れた赤仁田集落の入口に祀られている山の神は、

「木花開耶(このはなのさくや)」姫を祀ったもので、180年ほど前から個人の土地に祀られていたものを集落で守ろうとこの地に移転した、とのこと。

「桜の化身」と言われる姫

赤仁田集落と

その先の古閑集落を経由して

県道1号線に入り、坂を上って観音像と、

普賢岳を眺め、

坂を下って追分の先の岳集落の金峰(峯)山神社へ。

ここには由緒などないが、名前からすると一の岳山頂の支所のような存在と思われるが、山岳信仰としてよりは、地域の氏神的存在と思われる。

 

次に坂を下って県道101号線に入り、「金峰 道の駅 みちくさ館」から左折して坂を上がったところにある「面木(おものぎ)神社」。

ここの祭神が山津見神で、本殿の裏には湧水があって、

そこには水神も祀ってある。

さらに坂を上がり、「パイロットロード」に合流し、少し坂を上がって平山集落方面へ左折。

集落の二つの湧水を巡って、

南の湧水

北の湧水

 

迷路のような道に難渋しながら山津見神を祀る「平山神社」へ。

坂を上がってパイロットロードに戻り、

坂を下って途中から左折して松尾東方面へ降り、

下高橋からは坪井川左岸を走って、

二本木からは白川沿いの道に入る。

午前8時半にしてすでにヒリつくような太陽光線を浴びながら帰った。

本日の走行距離:55.4㎞