電気自動車にクロモリロードバイクを積み込んで、高森の月廻り温泉までひとっ走りして、家内がひと風呂浴びる間にサイクリング。
庚申信仰の本尊である青面金剛(しょうめんこんごう)は、熊本市内ではほとんど見かけないが、阿蘇、特に高森地区には多いので、それらを廻る事にする。
昨日からの雨雲がまだ残る根子岳方面へ走り、
先ずは大きなケヤキのある前原集落の薬師堂へ。
お堂の横には二つの青面金剛像が並んで立っている。
左側のは少し古そうで、あちこち損傷もあるが、
右側のは比較的新しそう。
南へ走って、小倉原の集会所の前には
文政六年(1823)に建立の青面金剛の字碑の他、
一番右には馬頭観音も祀ってある。
そこから西へ走って色見集落の中心部に建つ六地蔵の
少し南側にある安楽寺跡観音堂の
お堂の横にも青面金剛像。
そこから西側へ坂を下った所にある色見熊野座神社。
その境内には
猿田彦大神碑と比較的立派な青面金剛像が祀ってある。
西へ坂を上ったところにある山鳥集落の広場には石碑が三つ並んでいて、
その内の二つが青面金剛の字碑。
そこから5㎞ほど南下して、冬野地区にある高森阿蘇神社へ。
東側の乾門をくぐると石碑が四つ並んでいて、
うち二つは猿田彦大神碑で残りは青面金剛の字碑。
また、この神社の境内には青面金剛像も祀られていたが、明治初期の廃仏毀釈で、神社の前の道端に移されていた。
その後、7年前の熊本地震の際に損壊し、その2年後くらいには撤去されて落胆していたら、撤去されたのではなく、元々あった高森阿蘇神社境内に無事戻されていた!
高森町の色々な青面金剛を堪能し、月廻り温泉に戻る頃には雲も晴れてきて青空が広がり始めていた。
本日の走行距離:16.3㎞